丹波山村×ヤマップ
2025-10-27 11:53:31

丹波山村とヤマップが手を組む新たな自然保護プロジェクト

丹波山村とYAMAPの新たな試み



山梨県丹波山村は、株式会社ヤマップと共同で、自然環境を守るための新たな取り組みを始めました。このプロジェクトは、七ツ石小屋に設置されているバイオマストイレのメンテナンスにかかる費用を捻出するためのクラウドファンディングです。目標額は300万円で、募集期間は来年の1月22日までの90日間。通常のふるさと納税と同様に、お礼の品が受け取れるほか、応援メッセージも受け付けています。

自然に寄り添う七ツ石山



七ツ石山は東京都と山梨県にまたがり、標高1,757mの美しい山です。古くから信仰の対象とされ、多くの人々に親しまれています。山頂近くには「七ツ石神社」があり、平安時代の武将・平将門を祀っています。この神社には、伝説によると、将門が戦の合間にここで石を積み上げて勝利を祈願したとされています。また、山神の使いとされるオオカミが狛犬として祀られていることでも知られています。

この山は四季折々の自然美が魅力で、登山者に素晴らしい景色を提供しています。春には新緑、夏には涼しい風、秋には美しい紅葉、冬には幻想的な霧氷と、訪れる者に異なる表情を楽しませてくれます。また、七ツ石小屋は山腹に位置し、丹波山村が管理を担っており、登山者の休憩場所として活用されています。

バイオマストイレとその重要性



七ツ石小屋のバイオマストイレは、環境に配慮したトイレとして注目されています。水を多く使用せず、槽内の素材や微生物によって汚物を分解・安定化させるため、上下水道がない山岳地でも利用可能です。このトイレは環境へ与える負荷が少なく、自然環境を壊さずに登山者に快適な利用環境を提供しています。

しかし、設置から約11年が経過し、メンテナンスが急務となっています。バイオマストイレは通常、約10年ごとに汚泥の抽出が必要で、放置すると分解機能が低下し、悪臭などの問題が発生する恐れがあります。これにより、使用環境だけでなく周囲の自然にも影響が及ぶ可能性があるため、早急な対応が求められています。

プロジェクトの意義と目標



本プロジェクト「きれいなトイレで七ツ石山の自然を守る!」では、寄附金を使って来年8月に予定されているバイオマストイレの汚泥抽出作業を行う予定です。募った費用は、汚泥の処理だけでなく、ヘリコプターでの輸送にも使われます。目標金額に達しなかった場合も、これらの作業に必要な資金として活用される予定です。

登山を楽しむためには、各人の配慮が重要です。快適な登山環境を持続可能にするため、きれいなトイレを維持するメリットを多くの人に伝えていくことが大切です。自然を大切に思う気持ちを持ち続け、来るべき未来のために私たちができることを実践していきましょう。私たちの手で、七ツ石山の自然環境を守る活動に参加してみませんか?


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会社情報

会社名
丹波山村役場
住所
山梨県北都留郡丹波山村2450番地
電話番号
0428-88-0211

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