湘南・鎌倉での平和への願い
2025年6月29日、鎌倉のSONG BE CAFÉにて、アートを通じて平和のメッセージを発信する「WORLD PEACE ACTION 2025」が開催されました。このイベントは、一般社団法人ALTAMの代表理事であり、アート&エンターテインメント集団「嬉々‼CREATIVE」の主催者である北澤桃子さんと、「鎌倉ゴミフェス532」の平野リエさんの発起により実現しました。
この日は、平和を願う多くの仲間が集まり、アート展やライブペイント、ダンスパフォーマンス、合唱、有識者による平和トークが行われました。特に、横溝さやかさんが制作したアート作品は、アートを媒介とした平和のメッセージの象徴として発表され、参加者たちは自己の思いを語りながら鎌倉の街を散策しました。
イベントのハイライト
このイベントでは、参加者が争いによって影響を受けた市民への寄付を募りながら、平和に関する自らの考えや願いをInstagramを通じてライブ配信しました。ここでのメッセージは、隔てのないコミュニケーションと対話の重要性を強調するもので、参加者たちの思いは真剣そのものでした。
会場であるSONG BE CAFÉのオーナー宇治香さんは、30年以上にわたり鎌倉で平和を訴えてきた経験から、「対話とコミュニケーションが必要だ」と語ります。また、神奈川県平塚市議会の江口ともこさんは、イスラムの国々において、子供たちが最もなりたい職業として「詩人」を挙げることに衝撃を受けたというお話を共有されました。
参加者の思い
主催者のひとりである北澤さんは、「各自が行動することで平和は築かれる。まずは隣人と対話を始めてほしい」とのメッセージを強調しました。この視点は、戦争によって傷ついた地域で詩人になることの困難さと、その背後にある希望を考えさせるものでした。イベントに参加した仲間たちは「平和とは何か?」という問いを胸に、新しい社会の実現に向けた第一歩を踏み出しました。
収益の寄付について
当日の参加者から集まった寄付金とマルシェの売上の30%は、日本赤十字を通じて必要な場所へ届けられる予定です。これにより、平和の願いが形となり、より深い影響を持つことが期待されています。
このような地域主導の取り組みは、平和構築が日常の小さな行動から始まることを再認識させてくれます。対話を重んじ、アートが持つ力を最大限に引き出すことで、社会に新たな変化を生み出していくことが求められています。
感想
翻訳を担当したジェイコブは、「平和について多くを学んだ素晴らしいイベントだった。日常生活を送る人々が行動に移す姿を見て感動した」と振り返ります。また、横溝さんのアート作品は、そのメッセージ性からも多くの人に見てもらう価値があるとの感想を寄せられています。
このイベントは、今後の平和へのアクションを促進するきっかけとなるものです。皆さんも、アートを通じた平和のメッセージに耳を傾け、この取り組みに参加してみてはいかがでしょうか。
詳細は以下のリンクからご覧いただけます。