不登校調査開始
2023-10-18 15:38:25

不登校児童の実態把握のための全国調査が始動

不登校問題解決に向けた全国調査が開始



2023年10月6日から、特定非営利活動法人多様な学びプロジェクトによる「不登校及びさみだれ登校の実態とニーズ調査」が実施されます。この調査は、全国の不登校に苦しむ子どもたちやその保護者の実情を把握し、適切な支援を行うための重要なステップと位置付けられています。

増加する不登校児童の現状


文部科学省の2022年度データによると、不登校の児童生徒数は過去最多の30万人に迫り、前年よりも22%の増加が見られています。実に38%の子どもたちが、相談や支援を得られずにいるという厳しい現実があります。これにより、孤立感や不安を抱える保護者や子どもたちの支援が急務となっています。

調査の意義と目的


多様な学びプロジェクトは、国からのWAM助成を受けて、政策提言に必要なデータを収集することを目的としています。この調査では、具体的に不登校やさみだれ登校中のこどもやその保護者、不登校を経験した方たちの声を集め、一人一人のニーズに寄り添った提案を行うことを目指しています。

調査結果は、2024年1月上旬に文部科学省との合同シンポジウムで発表される予定で、報告書はプロジェクトの公式サイトにも掲載されるため、結果が広く知られることが期待されています。さらに、学会発表や白書作成など将来的な資料利用も視野に入れています。

調査の概要


本調査は、2023年10月6日から12月31日まで行われます。調査は、保護者向けアンケートが10月6日より、子ども向け(18歳以下)が10月13日から、元不登校当事者向け(19歳以上)が10月20日から始まります。これにより、多様な視点からのデータを集め、全体で3000以上の回答を目指しています。

調査方法は、インターネットによるオンライン調査と、必要に応じて面接調査が行われます。参加者の声をもとに、実態の把握を徹底し、個別のニーズに応じた支援策を検討します。

学識経験者の協力


この調査には、複数の大学教授や専門家の協力も得ています。彼らは、調査設計や結果分析においてアドバイスを提供し、信頼性の高いデータ収集を目指しています。

今後の展望


調査結果が明らかになることで、より具体的な支援策が構築されることが期待されます。参加者の貴重な声をもとに、支援の方針が立てられ、孤立している子どもたちとその家族への適切な財源の分配に繋がっていくことでしょう。

利用者の多様なニーズを十分に把握することが、新たな教育政策の策定につながります。そして、この調査を通じて、子どもたちが安心して成長できる環境を整えるための一助となることを願っています。

お問い合わせ先


本調査に関するお問い合わせは、特定非営利活動法人多様な学びプロジェクト事務局までお気軽にどうぞ。連絡先は次の通りです。
Email: [email protected]
担当者: 生駒、前北、久保田、高柳
時間: 月から金曜日の9:30から17:00まで(祝日除く)

また、多様な学びプロジェクトの公式サイトやSNSを通じて、最新情報を随時発信しています。ぜひフォローし、情報を受け取ってください。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人多様な学びプロジェクト
住所
神奈川県川崎市高津区新作1-22-13-104G-PLUSS内
電話番号

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