武蔵野赤十字病院がデル・テクノロジーズでIT基盤を刷新!より迅速な医療サービスを実現
武蔵野赤十字病院のIT基盤刷新について
2024年9月12日、東京都の武蔵野赤十字病院が、仮想化インフラストラクチャーの技術更新を行うことを発表しました。今回の更新にはデル・テクノロジーズのソリューションが選ばれ、高性能で信頼性の高い医療情報インフラが整備されました。新たな仮想化基盤は、VMware vSphereを用いており、医療業務の効率化が期待されています。
仮想化基盤更新の背景
武蔵野赤十字病院は、これまで多くの部門システムを物理サーバー上に構築し、それぞれ管理していました。この方式では、運用管理に手間がかかり、システム毎にリソースが余剰になってしまい、結果としてIT投資の非効率性を生んでいました。そのため、2018年には50部門以上、100台以上のサーバーを統合する形で仮想化基盤を構築し、インフラ環境を最適化した経緯があります。
しかし、時が経つにつれて、リプレースの必要性が生じ、今後7年間利用できる基盤として、性能と容量の大幅強化が求められました。特に医療用画像システムであるPACS(医療用画像システム)のために、大容量かつ効率的なストレージが必要であったため、この点を最重点に置いて更新作業を進めてきました。
デル・テクノロジーズ選定の理由
デル・テクノロジーズの「Dell Unity XT」ストレージと「Dell PowerEdge」サーバーが採用されたのは、優れたコストパフォーマンスとインフラ環境の見える化機能です。これにより、ストレージ容量が600TBから1.3PBに増加し、圧縮・重複排除機能、さらに自動階層化機能を活用して、より効率的なリソース活用が可能となりました。
選定に際しては、旧基盤で培った運用の知識も大きな要素となりました。高いスペックのお願いよりも、現状に応じた最適化が重視されたのです。さらに、デル・テクノロジーズは、運用監視を行うための便利なツールを多く提供しており、これが導入の決め手となりました。
導入後の効果
新たに導入したインフラ基盤によって、緊急案件への初動時間が約1時間から数分に短縮され、緊急対応の迅速化が実現しました。これにより、医療現場での意思決定がスピードアップし、より質の高い医療を提供できることが期待されています。また、今後はこの基盤を利用して医療データの分析や研究への応用が進められる予定です。
コメント
武蔵野赤十字病院の医療情報技師・山田優馬氏は、「新しい仮想化基盤の採用で、部門システムのパフォーマンスが大幅に増強され、デル・テクノロジーズの環境見える化機能によって、緊急対応がさらに迅速に行えることに期待しています」とコメントしています。
まとめ
今回の技術更新により、武蔵野赤十字病院は、医療業務の効率化とともに、今後の医療現場で求められる迅速性を向上させることに成功しました。デジタル社会の進展に伴い、これからの医療基盤の革新はますます重要なテーマであり、デル・テクノロジーズとの協力が今後の発展に寄与することに期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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デル・テクノロジーズ株式会社
- 住所
- 東京都千代田区大手町一丁目2番1号Otemachi Oneタワー 17階
- 電話番号
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