新不動産ファンド誕生
2025-07-10 12:36:54

社会的課題解決に寄与する新たな不動産ファンド「QOLファンド」の設立

画期的な不動産ファンド「QOLファンド」誕生の背景と展望



新しい形の不動産ファンド



2025年6月30日、株式会社プロフィッツとA.P.アセットマネジメント株式会社が協力し、日本初の社会的インパクト不動産ファンド「QOLファンド」が設立されました。このファンドは、保育園やシェアオフィス、ペット共生型賃貸住宅、ホテルなど、4つのアセットクラスから構成されています。目的は、収益性と社会的価値の両立を目指すことです。

ESGへの新たなアプローチ



ESG投資では、「E(環境)」が重視されてきましたが、「S(社会)」への評価指標はまだまだ整備が進んでいませんでした。そんな中、プロフィッツは2020年に「保育園みらいファンド」を立ち上げ、35施設を運用し、2,400人以上の入園機会を創出する成果を上げてきました。この豊富な実績を基に、より広範囲な社会的ニーズに対応する形で「QOLファンド」が誕生しました。

ファンドの特長



この「QOLファンド」は、将来的にも安定した収益を見込める保育園やインフレに強い住宅、さらに成長が見込まれるホテルを組み合わせ、景気変動の影響を受けにくいポートフォリオを形成しています。また、国土交通省による「社会的インパクト不動産」の実践ガイダンスに基づいて、社会的インパクトを定量的に評価する仕組みを取り入れています。

出資企業の思い



ファンドには、芙蓉総合リース株式会社や三菱UFJ銀行をはじめとする8社が出資しています。これらの企業は、インパクトを“測る”ことができるプロジェクトの価値を感じ、自社のサステナビリティ報告の強化にも寄与することを期待しています。特に三菱UFJ銀行は、今後、社会的インパクトを測定するためのKPIリストを策定し、このファンドを初号案件として位置づけています。

展望



「QOLファンド」は2026年には第2号ファンドも計画されており、累計700億円規模のシリーズ化を見込んでいます。将来的には、プロフィッツとAPAMが手がける新しい資本運用モデルが循環型社会の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。

総括



社会的インパクト不動産ファンド「QOLファンド」は、投資の枠を超え、社会的価値を創出する新たなビジネスモデルとして注目されています。今後の進展に期待が寄せられるこの努力は、企業の持続的成長に貢献すると同時に、社会課題解決の一翼を担うものです。ファンドの取り組みが進む中で、ますます多くの企業がこの流れに参加し、共に社会の価値創造に貢献する未来を期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社プロフィッツ
住所
東京都千代田区丸の内3-3-1新東京ビル9F
電話番号
03-6721-1993

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