スリーエーコンサルティングが「テックタッチ」を導入
株式会社スリーエーコンサルティング(大阪市)が、テックタッチ株式会社が開発したAI型デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」を自社のクラウド型ISO管理ツール「アシスト」に導入しました。この導入により、同社は外注費の約12%削減を実現することができました。
導入の背景
スリーエーコンサルティングは、PマークやISOの取得、運用に必要な書類作成やスケジュール管理を効率的に行うための「アシスト」シリーズを提供しています。しかし、ISO取得には多くの複雑な工程があり、ユーザーがシステムの操作に躓くことが多く、途中での離脱を招く原因となっていました。さらに、日常的に使用するシステムでないため、操作に慣れるまでに時間がかかり、操作ガイドや説明文の改修には手間とコストがかかってしまいます。
こうした問題を解決するため、ノーコードで操作ガイドを作成できる「テックタッチ」を導入することにしました。これにより、プログラミング知識が無くてもUXを向上させ、ユーザー体験を改善することが可能になりました。
導入による効果
「テックタッチ」は導入後、具体的な成果を挙げています。まず、操作マニュアルが有効に活用されることで、ユーザーの自己解決力が向上し、問い合わせ件数を大幅に減少させることに成功しました。
さらに、ユーザーがシステムに慣れるまでの期間が短縮され、わずか1週間ほどで操作が自律的に行えるようになりました。この点は、ユーザーの早期定着を支援する重要な要素となっています。
また、システムの利用状況を可視化し、どの機能がよく使われているかを分析することで、カスタマーサクセスを見直す材料が得られています。これにより、最適なタイミングでのサポートを行うことが可能になりました。さらに、従来外注していた軽微なシステム改修が内製化されたことで、外注費を約12%削減し、改修のスピードも向上しました。
今後の施策
「テックタッチ」の導入による自走化が確認されたため、スリーエーコンサルティングは今後初期導入プロセスを再設計し、ガイドの活用を強化していく方針です。これにより、ISO取得へのスムーズなサポート体制を拡充することを目指しています。
専門家の声
同社のアシスト推進部で働く大津佐都美様は、「テックタッチのおかげで、ユーザーがシステムをスムーズに始められるようになりました。久しぶりに利用する際も操作を忘れずに使えるのは大変良い体験です」とコメントしています。
企業の概要
株式会社スリーエーコンサルティングは1999年に設立され、ISOやPマーク認証のコンサルティングを行っています。スタッフの豊富な知識と経験を生かし、今後も新たなサービスを展開していく方針です。
一方、「テックタッチ」は多数の受賞歴があり、国内シェアNo.1を誇ります。ノーコードでの操作ガイド作成が可能で、広く導入されています。これからも「テックタッチ」を通じて、日本のデジタルトランスフォーメーションを加速していくことが期待されています。