全方向移動が可能な研究開発用ロボット「メカナムローバーVer2.0」
研究開発や教育現場で注目されるロボット技術。その中でも特に注目すべきは、ヴイストン株式会社が提供する「メカナムローバーVer2.0」です。このモデルは、既存の「メカナムローバーVer1.2」の後継機種として、さまざまな面で性能を向上させています。ここでは、その特長や利点について詳しく紹介していきます。
メカナムローバーVer2.0の主な特長
1. 高い可搬能力とスピード
「メカナムローバーVer2.0」は、アルミフレームを用いた頑丈な作りで、最大40kgの可搬重量を誇り、最高速度は1.3m/sを実現しています。この性能により、様々な物体を運搬しながら、効率的に作業を進めることができます。
2. 全方向移動機能
このロボットの最大の特長は、四輪のメカナムホイールを採用することで実現した全方向移動です。従来の前後や左右の移動に加えて、斜め移動や旋回も自在に行えるため、狭いスペースでの機動性が高まっています。さらに、各ホイールにはサスペンションが装備されており、1cm程度の段差も問題なく走行できる安定性を備えています。
3. 多様な通信方式
メカナムローバーVer2.0は、Wi-Fi、BLE、Bluetooth Classicといった無線通信、さらにUSBシリアル通信にも対応しています。このため、PCやタブレットなどのデバイスから簡単に制御を行うことができ、研究者やエンジニアにとって非常に便利な存在となります。特に、Raspberry Piとの互換性があり、簡単に搭載できることでも知られています。
4. プログラミングの柔軟性
ユーザーはArduino IDEを使用することで、自作プログラムによる制御が可能です。メカナムローバーVer2.0の制御ボードにはArduino互換ボード「VS-WRC021」が搭載されており、動作させるためのサンプルプログラムや導入ドキュメントが付属されています。これにより、初心者でも簡単に制御システムを構築できる利便性があります。
5. ROSメッセージ通信
メカナムローバーVer2.0は、ROS(Robot Operating System)に対応しており、無線または有線の接続を通じてROS環境に接続できます。これにより、制御コマンドを少ないコードで送信できるため、ロボットの動作を簡単に制御することができます。動作に必要なデバイスについては別途用意が必要ですが、この機能は特にロボティクスの研究者にとって魅力的なポイントと言えるでしょう。
製品概要
- - 製品名:メカナムローバーVer2.0
- - 型番:4571398312793
- - 価格:540,000円(税込)
- - サイズ:398(L)×349(W)×166(H)[mm]
- - バッテリー:12Vシール鉛312Wh
- - 駆動方式:4輪駆動、メカナムホイール、15mmサスペンション
- - 回転検出:エンコーダ
- - 付属品:充電器、無線コントローラ
- - インターフェース:USBシリアル、Wi-Fi、Bluetooth Classic、BLE
まとめ
多機能で高性能な「メカナムローバーVer2.0」は、研究開発や教育現場での活用が期待されるロボットです。全方向移動や多様な通信方法、プログラミングの柔軟性は、多様なニーズに応えることができるため、今後の発展にも注目が集まります。この機会にぜひ、メカナムローバーの魅力を体感してみてはいかがでしょうか。詳細は
製品サイトをご覧ください。