映画界の巨匠、ジャン=リュック・ゴダール特集
映画史に名を刻む監督、ジャン=リュック・ゴダールの展覧会《感情、表徴、情念 ゴダールの『イメージの本』について》が新宿で開催されることが決定しました。本展は、ゴダールの革新的な映像表現を深く理解する機会を提供し、映画とアートの新たな鑑賞体験を提示します。
開催概要
本展は2025年7月4日から8月31日まで、新宿の歌舞伎町に位置する王城ビルで行われます。このイベントは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が企画したもので、特に若い世代にゴダールの魅力を伝える絶好の機会となっています。
後期ゴダールの右腕として知られるファブリス・アラーニョが、アーティスト兼キュレーターを務めます。アラーニョは本展のコンセプトについて、「映画のなかの世界を拡大し、観客が自分自身で映画のプロセスを選択できるような体験を提供する」と述べています。
映像インスタレーションの魅力
本展では、ゴダールの最後の長編映画『イメージの本』が映像インスタレーションとして展示されます。この作品は、歴史や芸術の変遷を振り返る5章から構成されており、各章が断片化され、引用される映像の順序も常に変化させられます。これにより観客は映画の時系列的な束縛から解放され、ゴダールの視点で世界を体感することができます。
会場には多くのスクリーンが設置され、往年の映画ファンはもちろん、ゴダールに馴染みのない若者たちも、彼の独特の映像や音の断片を通じ、思考の森を散策するような体験を楽しむことができます。
クラウドファンディングによる支援
展覧会に先立ち、支援者を募るためのクラウドファンディングが開始されました。支援者には、ゴダールの最後の作品に関するノートのレプリカブックが贈られ、彼の作品の深い理解につながる特別な体験が提供されます。
この試みは、20世紀の映像アーカイブを振り返りつつ、未来の映画文化を考えるきっかけとなることでしょう。ゴダールの思想や映像表現の進化を感じ取るこの展覧会は、見逃せないイベントとなること間違いありません。
開催場所とチケット情報
- - 会期: 2025年7月4日(金)〜8月31日(日)
- - 会場: 王城ビル(新宿区歌舞伎町1-13-2)
- - チケット料金: 一般2,200円(税込)
公式リンク
この機会にぜひ、ジャン=リュック・ゴダールの世界に触れてみてはいかがでしょうか。映画とアートの交差点で、彼の革新性を体感しましょう。