能楽とアートの共演
2024-11-26 13:37:20

能楽と現代アートの特別公演が亀岡市で開催、死生観を再解釈

能楽と現代アートの特別公演が亀岡市で実現



2024年12月11日、京都府の亀岡市に位置する旅館「すみや亀峰菴」にて、能楽と現代アートが融合した特別公演が開催されます。この公演では、宝生流能楽師である佐野玄宜氏が主演し、平家物語を題材とした名作「清経」を披露します。

特別公演の詳細


この公演は、同旅館内にある現代アートギャラリー「百代」を舞台として行われ、能楽という伝統的な舞台芸術が現代アートとの共演を果たします。特に、歴史や哲学的テーマが響き合うこの「百代」では、5つのキューブ状の構造物が配置され、そのうちの隧道は能舞台の「橋懸かり」という重要な役割を果たします。これにより、観客は現世と幽玄の世界を行き来する感覚を味わうことができます。

公演では、「清経」の名場面を現代アートの展示物「戦艦Nagato」の前で演じられ、戦の敗北を悟った平清経が舟の上から海に身を投げる姿が描かれます。

プログラムの流れ


公演のスケジュールは次のとおりです:
1. トーク&着付け実演 (30分) ー 能の衣装やその背景に関する解説
2. 演目解説 (5分) ー 「清経」のあらすじや見どころを紹介
3. 公演「清経」 (20分) ー 宝生流ならではの幽玄の舞をお楽しみください
4. アフタートーク (10分) ー 宝生流の舞台をイメージした柳幸典による作品「Nagato 70・I-II」と共に、ギャラリーからの眺めを楽しむことができます

特別映像の公開


公演終了後には、当日の模様や出演者インタビューを収録した特別映像が公式ウェブサイトで公開される予定です。この映像を通じて、能楽の持つ幽玄な世界と「百代」のアートが織りなす特別なひとときを感じることができるでしょう。

一般向け特別宿泊プラン


また、特別宿泊プランも用意されています。公演当日の宿泊には、京料理を堪能できる夕食が含まれ、ゆったりとしたお部屋で公演の余韻を楽しむことができます。

詳細な情報や予約については、公式サイトをご覧ください。

佐野玄宜氏のプロフィール


佐野玄宜氏は1981年生まれ。多くの優れた作品を演じ、重要無形文化財総合指定保持者でもあります。学術界でも活動し、大学での講師業も行っています。彼の繊細な舞は能楽の魅力を引き出し、観客を魅了します。

今後の展望


すみや亀峰菴の井野毅氏は、能楽と現代アートの融合の意義を強調し、今後も伝統と現代の新たな文化的空間の創出を目指しています。この特別公演を通じて、訪れる人々が日本の伝統芸術の深さや、アートが持つ多様性を体感できることを期待しています。

この機会に、ぜひお越しください。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
株式会社すみや亀峰菴
住所
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。