船上で快適にインターネット接続可能に!
KDDI株式会社は、衛星通信の先駆者であるStarlinkを活用した船上Wi-Fiサービス『フェリーWi-Fi』を、新日本海フェリーの新造船『けやき』に導入することを発表しました。この新しいサービスは、2025年11月14日に就航予定で、北海道・小樽から京都府・舞鶴間の約21時間にわたる航海を快適にすることを目的としています。
フェリーWi-Fiの進化
これまで『フェリーWi-Fi』は、船舶のエントランスホールやレストランなど特定のエリアでのみ利用可能でした。しかし、新造船『けやき』では、全客室を含む船内全域にわたってこの高速インターネット接続が提供されることになり、移動中や客室内でも快適にインターネットを利用することができるようになります。
高速通信の実現
2025年1月に提供を開始した『フェリーWi-Fi』は、衛星通信により最大220Mbpsの高速データ通信を実現しました。これにより、ユーザーは家族や友人と気軽に連絡を取り合ったり、動画の視聴や旅行情報の収集を行ったりすることができます。このサービスは、特に通信環境が厳しい船上でも快適な接続を提供するため、旅行者にとって非常に便利です。
拡大するサービスエリア
『フェリーWi-Fi』は現在、すでに6隻の船舶に導入されていますが、2025年度中にはその数を10隻まで拡大する計画です。具体的な航路や船舶については以下の通りです:
- - 神奈川県 横須賀~福岡県 新門司(船舶: はまゆう、 それいゆ): 2025年7月1日提供開始
- - 北海道 小樽~新潟県 新潟(船舶: らべんだあ、あざれあ): 2025年7月1日提供開始
- - 北海道 苫小牧東~福井県 敦賀(船舶: すずらん、すいせん): 2025年7月15日提供開始
- - 北海道 小樽~京都府 舞鶴(新造船: けやき): 2025年11月14日提供予定
これらの航路が新たに加わることで、より多くの人々が快適な船上でのインターネット体験を享受できることが期待されます。
利用料金とプラン
利用者にとっての魅力の一つはその料金設定です。auをご利用のお客様は無料で利用でき、さらに、au Starlink Direct専用プラン(UQ mobileやpovo、他社回線向け)でも無料で接続可能です。その他のお客様に関しては、24時間1,500円で利用できるプランが提供されています。これは、長時間の航海中でも快適にインターネットを活用することを可能にします。
まとめ
新日本海フェリーの新造船『けやき』に導入される『フェリーWi-Fi』は、船上での生活をより便利にし、利用者のつながりを強化する画期的なサービスです。高速通信が可能になることで、旅行者はストレスなく情報を得たり、コミュニケーションを楽しんだりできる環境が整います。今後の展開にも目が離せません。