協同乳業が発表したビフィズス菌とアミノ酸の健康効果に注目!
協同乳業が明らかにした新たなアンチエイジング効果
近年、健康寿命の延伸に向けた研究が急増しています。その中で、協同乳業がビフィズス菌「LKM512」とアミノ酸「アルギニン」による新しい健康効果を発表しました。この成果は、特に脳のアンチエイジングに役立つ可能性が示唆されています。
研究の成果
この研究では、ビフィズス菌「LKM512」とアミノ酸「アルギニン」を組み合わせて長期的にマウスに投与し、寿命の延長を確認しました。14ヶ月齢のマウス(人間の平均寿命換算で約50歳)に投与した結果、ポリアミンの作用により寿命が伸長したことが分かりました。ポリアミンはアンチエイジング物質として注目されており、これが寿命延長に寄与することが明らかになったのです。
この続きとして、20ヶ月齢(人間の平均寿命換算で約70歳)に達したマウスを対象にした実験では、学習能力および記憶力の向上が確認されました。特に、モリス水迷路試験を使用して、ビフィズス菌「LKM512」と「アルギニン」を摂取していなかったグループと比較して、非常に良好な結果を出しました。
食品開発の目的
研究の目的は、個人差なく大腸内のポリアミン濃度を上昇させ、健康的な食品を開発することです。また、中年期から摂取することでアンチエイジング効果を得られる食品の創出も重要視されています。すべてのマウスで「アルギニン」を経口投与した結果、大腸内ポリアミンの濃度が確実に上昇したことから、腸内菌叢の個体差を超越した技術の成功が伝えられています。
未来の製品化
現在、アルギニンを大腸に届ける技術開発が進められており、2014年の秋頃には商品化される予定です。この新技術によって、アルギニンを腸内に効果的に届けることができるようになり、さらなる健康効果が期待されます。
アンチエイジングの重要性
特に中高齢期の生活の質(QOL)向上には、脳の健康が欠かせません。この研究が示すように、「LKM512」と「アルギニン」の併用は、脳のアンチエイジングに寄与する可能性が高いことが分かりました。この効果は、年齢と共に失われがちな学習能力を改善する重要な要素となるでしょう。
結論
協同乳業のこの研究成果は、健康寿命の延長に向けた新しいアプローチを示しています。ビフィズス菌「LKM512」とアミノ酸「アルギニン」の組み合わせが、寿命の延長だけでなく、脳の健康にも良い影響を与えることが期待されます。今後の研究と製品化に注目が集まる中、この新たな発見が多くの人々の健康に貢献することを願っています。
会社情報
- 会社名
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協同乳業株式会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋小網町17-2
- 電話番号
-
03-3667-5411