AI建物管理の新連携
2024-12-05 09:23:17

THIRDと竹中工務店、AI建物管理の新時代を切り拓く連携始動

THIRDと竹中工務店が織りなす新時代の建物管理



最近、株式会社THIRD(以下THIRD)は、竹中工務店との協力を通じて新たなAI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」と「ビルコミ」との連携機能を実装したことを発表しました。これにより、2025年度に実施される実証実験に向けた準備が整い、両社が作り出す新しい建物管理のあり方が期待されています。

連携の背景と狙い


現在、不動産管理業界は人手不足や人件費の高騰といった課題に直面しています。このため、多くの企業が業務の効率化を図る中で、センサーやロボットを駆使したスマートビル管理が注目を集めているのです。THIRDと竹中工務店は、ビル管理のデータを有効活用し、効率化を図る新たな連携を模索しました。両者のシステムが統合されることで、管理ロイド内でビルコミに集約されたデータを一元的に把握できるようになります。

具体的には、中央監視装置から集まる情報や建物の各種設備からのデータを、管理ロイドを通じて活用することで、点検業務の効率を上げることが可能になります。さらに、異常が発生した場合には、設備ごとに情報を集約して迅速な対応を実現します。警報の発生時には、自動的に不具合報告が生成される仕組みも導入され、現場との連携をスムーズに行えます。

実証実験の内容と期待される成果


この連携を踏まえた実証実験は、2025年度から竹中工務店の関連不動産にて開始されます。実験では、運転データや検査データの分析を行い、より高度な設備管理が可能となります。遠隔からの監視や複数物件の一元管理を通じて、エリアマネジメントの効率性を追求し、実地における業務の効率を向上させることが見込まれています。既存の建物でも、新たなビルOSの導入が行えるようにし、多くの物件での業務効率化を図ります。

スマートビルディングEXPOでのセミナー


この取り組みの詳細については、2024年12月11日から13日に東京ビッグサイトで開催されるスマートビルディングEXPOにて、竹中工務店のブースでセミナーが開催されます。このセミナーでは、中央監視装置やセンサーから得られる建物データの活用法が解説されます。具体的には、エネルギー消費状況や設備の稼働を分析し、予知保全や省エネ運用に役立てる方法が紹介されます。

まとめ


THIRDと竹中工務店の協業は、AI技術を駆使した新たな建物管理の形を生み出すものとして、業界に革新をもたらすことが期待されています。これからの実証実験やセミナーを通じて、その成果が一層明らかになることでしょう。新しい管理方式の導入により、不動産管理業界の課題解決に向けた大きな一歩を踏み出すことを、心から願っています。


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会社情報

会社名
株式会社THIRD
住所
東京都新宿区四谷4-25-13濱庄ビル2階
電話番号
03-6274-8031

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