日本酒ブランド「飛天女」の新しい挑戦
最近、日本酒業界に新たな風を吹き込むブランド「飛天女」が登場しました。このブランドは、販売主体であるCORTESE株式会社と酒蔵の中沖酒造が協力し、独自の日本酒の楽しみ方を提案します。2026年6月から本格販売が開始され、7月下旬にはオンラインショップ「東京酒粋」で取扱いがスタートしました。
飛天女の誕生秘話
「飛天女」のルーツは、日本酒の歴史を遡ることなく、一枚の友禅作品「飛天月静寂」にあります。この作品は友禅作家・や万本遊幾氏によって、約10年前に描かれたもので、東日本大震災の犠牲者を悼むものでした。その美しさと深い意義に感銘を受けたCORTESE社の千葉聡子取締役は、「この作品を日本酒のラベルにしてみたい」という思いを抱くようになります。
その後、日本酒業界で活動を始める中で、さまざまな出会いを重ねながら具体的なビジョンが形成されていきました。日本酒に対する不安や迷いを感じる初心者にも、気軽に楽しんでもらえる商品作りを目指しました。
クリエイティブな商品開発
「飛天女」は、酒造技術を持つ中沖酒造が醸造を、CORTESEが販売を担当しています。日本酒業界には多くの製品がありますが、「飛天女」はその外観や味わいに新たな特徴を持たせることで、特に20代後半から30代の女性をターゲットに設定しています。
具体的には、2つの商品のラインアップを展開しています。「飛天女 Sweet moon」は500mlと180mlの容器で提供され、白桃の香りと甘みを楽しめるデザート酒として提案されています。食後のひとときに最適な飲み方を推奨しており、ロックや炭酸水との組み合わせも楽しめます。
一方、「飛天女 Shining mist」は330mlのスパークリング、日本酒の新たな楽しみ方を提供します。優雅な泡立ちと透明感が魅力で、食事との相性も抜群です。
デザインの革新
ブランドリニューアルに伴い、ラベルデザインも刷新されています。「Sweet moon」は青を基調にしたグラデーションを施し、柔らかく華やかな印象を与えるデザインに仕上げた他、「Shining mist」は明るい黄色のグラデーションを取り入れて清涼感を表現しています。これらは、夜空に浮かぶ星々を思わせるデザインとなり、消費者に新しいイマジネーションを与えます。
市場への展開と今後の展望
「飛天女」は今後、2026年9月25日から27日に開催される「GOOD LIFE フェア 2026」への出展も予定しています。ここでは、一般客への商品紹介やバイヤーとの商談が行われる予定です。加えて、国内外の販売拡大を視野に入れ、台湾やシンガポールへの展開も目指しています。日本酒の新しい楽しみ方を届けるブランド「飛天女」に期待が寄せられています。
会社概要
CORTESE株式会社は、業界と消費者のニーズを結ぶ商社としての役割を果たしています。「飛天女」の製造を手掛ける中沖酒造店は、山形県産の酒米を使用し、全量純米酒を追求しています。この両者の技術と思いが、創造的な日本酒「飛天女」を育てています。今後も、さらなるブランドの成長と市場への新たな提案に期待が寄せられます。