マーケティング思考の浸透度に関する調査を実施
ブランディングテクノロジー株式会社が、マーケティングに関わる業務に従事する500名を対象にした調査結果を発表しました。この調査では、特に『経営層のマーケティングへの理解・支持』と『部門間の情報連携』が組織におけるマーケティング思考の浸透において重要であることが示されました。
調査の概要
本調査は2025年3月に実施され、全国のマーケティング関連業務に従事するビジネスパーソンを対象にアンケートとインタビューを行いました。インターネットリサーチを利用し、3,000名から抽出した500名に対するアンケートを実施。また、マーケティングの専門知識を持つ有識者に対して10件のインタビューを行い、データを分析しました。
調査の目的と方法
- - 調査時期: 2025年3月
- - 調査方法: インターネットリサーチ
- - 有効回答数: 500名
- - 対象地域: 全国
- - マーケティング業務に関わるビジネスパーソン
- - 有識者インタビュー数: 10名
調査結果のハイライト
調査結果から見えてきた多くの示唆は、マーケティング思考の浸透度が経営層の理解と部門間の連携に大きく依存しているということです。アンケートでは、以下のような回答が寄せられました。
- - 経営層のマーケティング思考に関する認識: 75%が否定的な見解を持っており、組織全体に浸透するためのトップダウンの取り組みが不足していることが示唆されています。
- - マーケティング思考の根付いている感覚: 否定的な回答が90%近くに達し、組織全体における理解の不足が浮き彫りになりました。
- - 他部門との連携: 約56%が連携機能に否定的な回答をしており、部門間の情報の壁が依然として存在しています。
- - 顧客の声の収集: 32%が顧客の声を定期的に収集する仕組みがあると回答し、これが他の項目と比べると進んでいる結果となりました。
各組織の特徴と行動パターン
調査により、マーケティングを効果的に機能させるためには経営層の理解と部門間の協力が不可欠であることが浮き彫りになりました。
具体的には、マーケティング思考が成功裏に浸透している企業では、経営層がそのプロセスを理解することが重要であると同時に、部門が協力し合ってマーケティング戦略を推進していることが挙げられます。経営層の理解が進むことで93.3%の確率でマーケティング思考が浸透し、部門間連携が強い企業では91.7%の合意が得られています。
事例から見えた成功の要因
この調査から示唆されるのは、マーケティングを機能させるために必要なアクションが以下のような施策から導かれるということです。
1.
経営層とのコミュニケーション強化: 経営層にマーケティングのダッシュボードを作成し、戦略と目標との整合性を共有するシートを作成して共同で活動する機会を設けること。
2.
部門間の連携強化: 他部門との共通目標を設定し、四半期ごとのレビューを行い、定期的な部門間会議を作る。情報のリアルタイム共有を促進する仕組みづくりを通じて協業を深めること。
まとめと今後の展望
ブランディングテクノロジーの黒澤CMOは、「マーケティングを機能させるためには、個人の適切な行動と同様に、組織の文化と仕組みの設計が非常に重要である」と述べています。マーケティングの方法論は多く存在しますが、組織文化の改革に関する情報は限られており、今後の調査を通じてこれらの知見を体系化することが急務であるとしています。
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企業情報
- - 企業名: ブランディングテクノロジー株式会社
- - 設立日: 2001年8月
- - 資本金: 52,260,800円
- - 証券コード: 7067 (東証グロース)
- - 代表取締役社長: 木村 裕紀
- - 所在地: 東京都渋谷区南平台町 15-13 帝都渋谷ビル 4F・5F
- - 公式サイト: branding-t.co.jp
連絡先
ブランディングテクノロジー株式会社広報
松井 寛志
[email protected]