東京大学の松尾研が認定した製造業のAIスタートアップProx Industries

Prox Industries 株式会社が東京大学からの認定を受ける

東京都文京区に本社を構えるProx Industries株式会社が、東京大学「松尾研発スタートアップ®」に認定されました。この認定式は東京大学工学部2号館で行われ、同社の製造業におけるAIおよびロボティクスの実装に対する取り組みが高く評価されました。この認定は、製造業界の課題解決に向けたProx Industriesの姿勢が注目された結果と言えるでしょう。

松尾研発スタートアップとは

「松尾研発スタートアップ®」とは、東京大学の松尾研から生まれた企業の中で、技術と事業力ともに成長可能性があると認められたスタートアップを指します。この認定を受けた企業は、松尾研の理念を共感し、共にエコシステムの拡大に取り組むことが求められます。Prox Industriesは、AIやロボティクス技術を駆使して製造業の革新を目指し、社会実装に尽力しています。

Prox Industriesの取り組み

Prox Industriesのミッションは「Japan as No.1 in Manufacturing」です。この会社は、東京大学の研究成果を活用し、日本の製造業のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進することを目指しています。主要な顧客には自動車、航空宇宙、精密機器などの大手メーカーがあり、同社は画像認識や予知保全、数理最適化、Physical AIなどの最先端技術を適用したソリューションを提供しています。

具体的には、技術検証から開発、実装、運用、保守に至るまで一貫した支援を行っており、現場の知識と先端技術を融合させたサービスを展開しています。創業メンバーのCAIO小杉雄斗とCRO野田雅貴は、東京大学での豊富な研究経験を持ち、機械学習や構造最適化の分野で数多くの成果を上げています。これにより、次世代の産業構造を構築するための技術開発や事業創出に貢献しています。

今後の展望

Prox Industriesは、製造業の競争力向上に向けたより迅速かつ大きな貢献を目指しています。具体的には、AIエージェントの業務適用やロボットの知能化（Physical AI）へと挑戦の幅を広げていく方針です。また、単に技術を提供するだけでなく、持続可能に使える仕組みづくりにも重点を置いています。松尾研との連携を深めながら、社会に根ざしたAIエコシステムの一部として挑戦を続けます。

代表のコメント

Prox Industriesの代表取締役社長、亀井悠二は、「松尾研発スタートアップに認定されたことを誇りに思う」とコメントしています。同社は製造業の持続可能な成長を支え、波及的な価値の創出に努めているとの意気込みを表明しました。過去の成果に満足することなく、今後もさらなる価値創造に取り組む考えです。

会社概要

Prox Industries株式会社は、AIとロボティクスを駆使した製造業向けベンダーです。2024年6月に設立され、現在も東京大学の研究力を背景に、日本の製造業の発展に貢献しています。今後も社会実装の加速に向けた支援を強化し、日本の製造業をリードしていくことでしょう。

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