防災を楽しく学べるかるたの新登場
近年、防災意識が高まる中、様々な方法で防災教育が進められていますが、茨城県つくば市在住の防災士、水谷浩子さんが手がけた「やさしいにほんごでぼうさいかるた」が、遊びながら楽しく防災を学べる新たなツールとして注目を集めています。この製品は、2024年9月1日より順次発売される予定で、価格は2,300円(税別)。
かるたの特長
「やさしいにほんごでぼうさいかるた」は、46枚の読み札と絵札から成り、内容がやさしい日本語と英語で書かれています。これにより、日本人や外国人、子どもから大人まで、誰でも参加しやすいコンテンツとなっています。生活に役立つ防災のヒントや、外国人向けの言葉の解説が中心となっており、専門的な知識を必要とせず、すぐに実践できる情報が満載です。
遊び方の工夫
通常のかるた遊び方式に従って、読み札を読み上げ、その内容に合わせた絵札を取ります。特に小さなお子さんや日本語が不安な外国人がいる場合には、読み札をゆっくりと読むことが推奨されています。また、英語を先に読むことで、より多くの人が理解しやすくなる工夫もされています。このように、参加者の言語能力に合わせて柔軟に遊べるのが本かるたの魅力です。
商品化の背景
水谷浩子さん自身、海外での生活経験から、言葉やシステムがわからないことによる災害時の恐怖を体験しました。それを踏まえて、家庭で備えられる防災について、お子さまや外国人にも理解しやすく伝えるために、このかるたを製作。この取り組みは多くの支持を集め、同氏が参加しているプロジェクトチームが主催するイベントも高く評価され、「防災・減災×SDGs賞2023」のジュニア&アカデミー部門賞を受賞するなどの実績があります。
販売店舗と今後のイベント
「やさしいにほんごでぼうさいかるた」は、つくば市内の書店やオンラインショップで販売される予定です。特に、コーチャンフォーつくば店やTSUTAYAデイズタウンつくば、ACADEMIAイーアスつくば店などで購入できます。なお、ブックエースチェーンではこのかるたの売上の一部が能登半島地震の災害復興支援に寄付されることが決まっています。
また、TSUTAYAデイズタウンつくばでは、9月1日、防災の日に、ゲストに水谷浩子さんを迎えた防災教室が開催予定です。参加者は実際にかるたで遊びながら、防災について楽しく学ぶ機会を得ることができます。
まとめ
「やさしいにほんごでぼうさいかるた」は、遊びを通じて防災意識を高める素晴らしい教材です。家族や友人と楽しみながら、今すぐ役立つ防災知識を学ぶことができるこのかるたは、多くの人々に新しい学びの形を提供することでしょう。