スマートメディカル株式会社が国内初となる音声気分解析API「Web Empath API」の提供を始めました。このAPIは7月から9月まで、年間98,000円という期間限定の割引価格で利用可能です。
Web Empath APIとは?
「Web Empath API」は、音声データの物理的な特徴を基に、話者の気分の状態をリアルタイムで判定するプログラムです。この技術は、数万人の音声データベースをもとに開発されており、喜怒哀楽や気分の浮き沈みなどを独自のアルゴリズムを使用して分析します。これにより、ユーザーは自分の気分を知る手助けができ、周囲とのコミュニケーションに役立ちます。
このサービスは、JavaScriptのコードをWebサイトに埋め込むことによって簡単に導入できます。また、APIのURLにWAVEファイルを送ることで、Linux、Windows、iOS、Android OSなど、さまざまなプラットフォームで使える環境が構築可能です。さらに、M2MやIoTのセンサーとしても利用されるため、特に音声気分解析技術が求められる場面で大きな可能性を秘めています。
さまざまな用途での利用
「Web Empath API」はリアルタイムで気分解析結果を得ることができるため、対話エンジンの裏側に組み込むことで、話者の気分に合わせた対話内容を変化させることが可能になります。また、即時に反応するインスタレーションなど、あらゆるシーンで応用が期待されています。実際に、既に70社以上の国内外企業がAPIを利用しており、メンタルヘルス対策やVR、ロボティックス、コールセンターなど多様な分野で活用されています。
簡単に体験可能
音声気分解析技術がどのように機能するのかを体験するための簡単な方法も用意されています。興味がある方は、Web Empath APIの専用ページにアクセスすることで詳細な情報や体験が可能です。以下のリンクからアクセスし、登録を行うことができます。
スマートメディカルについて
スマートメディカル株式会社は、心と体の健康に寄り添う医療サービスを提供する企業です。主な事業は、生活動線上に「かかりつけ医」を持つ多診療科クリニックを展開するPCC事業や、音声から気分状態を可視化する「Empath」を用いたICTセルフケア事業です。この技術は、震災後の仙台市でのプロジェクトにも採用され、利用者の気分状態を検知することで、ストレス対処やスタッフの離職率低減に貢献しました。
会社設立は2010年、東京都千代田区に本社を構えています。代表取締役は柴﨑望氏で、資本金は約2億3,620万円(資本準備金含む)です。スマートメディカルは今後も多様な医療サービスの提供を目指して、新たな技術を導入する予定です。