ダイセーエブリー二十四が関東エリアに新拠点「五霞ハブセンター」を開設
ダイセーエブリー二十四株式会社が、茨城県五霞町に新しい物流拠点「五霞ハブセンター」を2025年8月5日に稼働させることが発表されました。この新しい施設は、関東地方での物流ネットワークを再構築し、効率化を図ることが目的とされています。
五霞ハブセンターの概要
この新拠点は、既存の「幸手ハブセンター」と「埼玉ハブセンター」に代わる機能を担い、両拠点の役割を集約する形です。物流オペレーションの効率化により、サービスレベルの向上も期待されています。また、この施設は関東エリアにおける今後の展開の出発点となる重要な拠点でもあります。
新しい物流戦略の中心
五霞ハブセンターは、圏央道を中心にした物流戦略の核として位置づけられています。これにより、関東一円の安定供給を支える自社便や共同配送のネットワークが強化され、効率的な配送が実現されます。圏央道内側だけでなく、外側にも配送範囲を広げることで、甲信越エリアまでの広域物流体制を確立し、サプライチェーン全体の最適化を目指しています。
環境への配慮と災害対応力
サステナブルな設計
五霞ハブセンターは地球温暖化対策として、冷凍冷蔵機器に低い温暖化係数を持つ自然冷媒(CO₂)を使用しています。さらに、屋上には太陽光パネルも設置されており、省エネと環境負荷の低減を同時に実現できる仕組みが構築されています。このように、サステナブルな次世代物流センターとの評価が期待されています。
災害対応力
また、自然災害への対応にも力を入れており、最大20時間の給電が可能な非常用発電設備や大容量の燃料設備を備えています。これにより、停電や災害が発生してもオペレーションを維持し、安定した食品供給が図れるシステムが整っています。
今後の展開と開所式のご案内
五霞ハブセンターの開所式は2025年7月30日に行われます。社長の挨拶や来賓の挨拶、新センターのプレゼンテーションが予定されています。メディア関係者は事前に参加申し込みを行う必要があります。
企業情報
ダイセーエブリー二十四株式会社は、愛知県一宮市に本社を置き、チルド食品の専門配送業務を行っています。全国に33の拠点を展開し、年中無休で24時間の配送サービスを提供するなど、業界における地位を確立しています。公式サイトでは、今後のサービス内容や新たな取り組みについても情報が発信されています。