株式会社メニコンがこの度、創業者である田中恭一の貴重な作品を愛知県一宮市に寄贈したことを発表しました。田中恭一は、1951年にハードコンタクトレンズの原型である角膜コンタクトレンズを開発し、視力の分野で多大な貢献を果たしましたが、実は彼の才能はコンタクトレンズ製作だけに留まりませんでした。田中は趣味で描いた絵を彫り、色を付ける「刻画」というオリジナル作品の創作に人生を注ぎました。これにより彼は、国内外の数多くの場でその作品を奉納し、その美しさを広めました。今回寄贈された刻画作品の中には「流慶」、「恭敬」、「青龍」の三点が含まれています。また、彼の作品と共に過去に出版された書籍も寄贈され、これらは一宮市木曽川文化会館に展示されています。展示は、一宮市民だけでなく、訪問者にとっても田中恭一の創業精神や芸術文化を学ぶ機会となります。田中恭一が生まれた木曽川町は、彼の創業地でもあり、地元の子どもたちがこの作品に触れることで、ものづくりや起業の精神、さらには独自の芸術文化を育む土台となることを願っています。創業60周年を迎えた2011年には、白山神社に記念碑を建立し、田中の創業精神を後世に伝える努力も続けられています。彼の逝去は2024年3月10日ですが、彼が残したものは多くの人々に影響を与え続けています。
寄贈された刻画作品:
展示場所情報:
一宮市木曽川文化会館
住所: 愛知県一宮市木曽川町内割田一の通り27
電話: 0586-86-7581
詳細:
一宮市木曽川文化会館公式ウェブサイト
田中恭一についてもっと知りたい方は、
メニコン公式サイトをご覧ください。