日本電気硝子株式会社は、滋賀県大津市に本社を構え、特殊ガラスメーカーとしての強みを生かして、建築分野における持続的な対話と価値の共創を促進することを目的に、「第2回 NEG建築家セミナー」を開催しました。これは、昨年に続き実施されるもので、建築界との関係を深める重要な取り組みの一環です。
今回のセミナーには、特に注目される建築家である大西麻貴氏と百田有希氏が登壇し、「生きた全体」というテーマのもと、建築と社会の結びつきについて深く掘り下げました。参加者は約80名に上り、講演だけでなく、展示会や交流の機会も設けられ、参加者同士の直接的な対話が行われました。
セミナーは東京都港区の建築会館ホールで行われ、初の試みとしてZOOMによるライブ配信も実施されました。これにより、首都圏外の建築家も参加でき、全国からの視聴が可能になりました。定員を上回る応募があったことから、注目度の高さが伺えます。
本セミナーはただの講演会に留まるものではなく、建築界における次世代のデザインリーダーとの関わりを強化する場でもあります。日本電気硝子とそのグループ企業である電気硝子建材は、セミナーを通じて得られる知見とネットワークを大切にし、建築界に貢献することを掲げています。
セミナーの目的は、これまで30年間続けてきた「空間デザイン・コンペティション」で育んだ建築家とのネットワークを強化し、持続的な関係を築くことです。日本電気硝子は今後もこのような交流の場を設けることで、製品の提供や新たな利用方法の可能性を探るとともに、建築界の発展に寄与したいと考えています。
大西麻貴氏と百田有希氏の講演では、彼らの取り組みや制作した作品を踏まえ、社会における建築の役割についても言及されました。彼らは、公共空間のデザインや地域活性化に寄与することを目指し、シェルターや震災ミュージアムなどのプロジェクトを手掛けています。これにより、参加者は建築の社会的影響や意義を再認識する機会を得ました。
特に、大西氏と百田氏が共同で主宰する「o+h」は、彼らの独自の視点と表現を通じて、新たな建築の在り方を示す重要な役割を果たしています。今後も彼らの活動から目が離せません。
最後に、日本電気硝子及び電気硝子建材は、今後もこのようなセミナーを定期的に行い、建築界との対話を進めることで、より良い社会を構築するために貢献し続ける所存です。彼らの積極的な取り組みに期待が寄せられます。