九州リテールメディア連合会が描く未来とは?
2023年1月30日、株式会社SalesPlusが主催する第6回「九州リテールメディア連合会」の勉強会が行われました。この連合会は、九州地方におけるリテールメディアの発展を目指し、購買近接点に強いサービスを提供するために設立された団体です。本記事では、勉強会での取り組みや今後の方針について詳しく報告いたします。
参加企業と勉強会の構成
当日の勉強会には、トライアルカンパニー、イオン九州、西鉄ストア、ミニストップなど、九州リテールメディア連合会に参加する企業の representatives たちが一堂に会しました。合計で10社が集まり、情報共有やディスカッションを行いました。
勉強会は以下の3つのセッションから構成されました。
1. 九州リテールメディア連合会について
2. 2024年のリテールメディアの振り返り
3. 新サービス「地元メディアと地域小売を結ぶプラン」について
この中では、各企業の具体的な活動報告も行われ、今後の展望が語られました。
九州リテールメディア連合会の活動報告
SalesPlusの大浦芳久 CEOは挨拶の中で、今年のリテールメディア市場の成長に自信を示し、連合会としての取り組みを強化していく方針を表明しました。特に、2024年には「効果が出た成功事例」が多数誕生することを狙い、各社との連携を深める必要性を強調しました。
また、2025年には更なる参画企業の増加が期待され、九州リテールメディア連合会のネットワークの拡大を図る方針も明らかにされました。具体的な取り組みとしては、各小売店のアプリケーションをリテールメディアとして活用することが挙げられます。これにより、新たなプロモーションの機会を創出し、より広範囲なメディアネットワークを築くことが期待されています。
2024年リテールメディアの振り返り
続いて、SalesPlusの副社長COOである関晋弥より、2024年のリテールメディアの振り返りが行われました。特に、昨年度は多くのメーカーと連携し、地域に根ざした施策を展開。具体的には、サントリーの「生ビール」やカルビーの「ポテトチップス九州味自慢」といった成功事例が紹介されました。
また、流通ごとに新たに制作した店頭用CMの効果が実証され、さらなる施策が検討されています。
各企業の具体的な活動報告
参加企業からは、それぞれの成功事例と課題が発表されました。例えば、西鉄ストアはラジオCMとのコラボレーションを通じて新しい販促策を実施し、トライアルカンパニーはデジタル広告の活用を進めているとのことでした。
各社は多様な手法でリテールメディアを活用し、消費者とより強く結びつくための施策を進めています。
最後に
九州リテールメディア連合会の活動は、今後も注目されるべきです。リテールメディア市場は急成長しており、この勉強会での成果を踏まえ、今後どのような新しい試みが生まれるのか期待が高まります。連合会が目指す「日本一効果的・効率的なメディアネットワーク」の実現に向け、各企業が一丸となって進む姿勢が印象的でした。