アフガニスタンの栄養不良の危機
2026年7月12日、カブール発のユニセフ(国連児童基金)の新しい報告書によると、アフガニスタンでは370万人の5歳未満の子どもたちが栄養不良のリスクにさらされています。この子どもたちが十分な食事を得られないことが主な要因とされています。
栄養不良の現状
ユニセフ・アフガニスタン事務所は、全国規模で初めて子どもたちの栄養状態を調査。食事の質が低下し、食事を抜くことや必要な食事量が確保できないことが明らかになりました。これにより、栄養不良の兆候が浮き彫りになっています。
この調査の結果、「少なすぎる、遅すぎる:アフガニスタンの幼い子どもたちに迫り来る食事の危機」と題された報告書が発表されました。
消耗症の深刻化
ユニセフによると、消耗症の増加が特に懸念されています。国の34県のうち、26県で2025年と比較して消耗症の状態が悪化しています。特に、2歳未満の子どもたちは重度の栄養不良の83%、中度の急性栄養不良の77%を占めています。
ユニセフ・アフガニスタン事務所の代表、タジュディーン・オイウェイルは、「子どもたちの栄養状態は、消耗症の危機が訪れる前からすでに深刻な状況にある」と指摘。経済的な理由で食事の回数を減らしたり、栄養豊富な食材を避けざるを得ないことが、子どもたちの命を脅かしていると警告しています。
予防策の必要性
消耗症は急性の栄養不良の一形態であり、適切なケアが行われないと迅速に命を脅かす危険性があります。新しいデータによると、食料不安を抱える家庭の子どもは消耗症になるリスクが最大で6倍高まることがわかっており、これには早急な対策が必要です。
ユニセフは、「ファースト・フーズ・イニシアティブ(First Foods Initiative)」の拡充や生後6〜23ヶ月の子どもへの優先的支援の強化など、栄養支援の緊急的な拡充を呼びかけています。特に、消耗症が最も増える時期に備え、柔軟な資金提供が急務とされています。
まとめ
消耗症が増加する時期が迫る中、アフガニスタンの子どもたちへの栄養支援は前倒しで行われるべきです。ユニセフは緊急の支援を必要としており、国際社会に対しても行動を呼びかけています。子どもたちが生命を脅かす栄養不良に陥ることを防ぐために、皆の力が必要です。