高知発のAI通話サービス『リリーメモリー』
イレブンラボジャパン合同会社は、音声AI技術を提供し、合同会社高知動画ラボとGenspark(ジェンスパーク)が共同開発したAI通話サービス「リリーメモリー(Lily Memory)」の実現に貢献しています。このサービスは、特に認知症を抱える方や一人暮らしの高齢者が、定期的に電話を受けることで、会話を通じて家族との繋がりや日常の見守りをサポートするものです。
離れていても寄り添う音声の力
日本では、一人暮らしの高齢者が増加し続けています。2023年の時点では、65歳以上の単独世帯は855万3千世帯に達し、2025年には471.6万人の認知症高齢者が推計されています。こうした状況において、リリーメモリーは、家族が毎日電話をかけることが難しい中でも、「声」を通じてその人との会話を促進し、孤立感を軽減することを目指しています。
会話のきっかけを生み出す
リリーメモリーは、家族が設定した時間に高齢者へ定期的に電話を行い、本人の許可を得た上で家族の声を用いて会話を進めます。このようにして、離れて暮らす家族の代わりに、毎日の生活の中に会話の機会を生み出し、アプリを使って普段の電話のように話せる環境を提供します。さらに、通話内容を要約し、気になる言動を家族に共有することで、高齢者の日常の小さな変化にも目を向けられるよう工夫されています。
地域・介護支援との相乗効果
このサービスは、家族による電話や訪問、地域の介護関連者による支援を補完するものですが、決して医療や介護サービスの代替になるものではありません。高知動画ラボはこのサービスの企画や運営、利用者体験を担当し、GensparkはAIエージェント基盤や会話体験を共同開発しています。イレブンラボは、電話越しでも温かみを感じられる日本語AI音声技術を提供しています。
イレブンラボの思い
イレブンラボのJapan & Koreaゼネラルマネージャー田村元氏は、「声には、伝達する以上の力がある。安心感や記憶を呼び起こし、人と人との関係を支援するために音声AIを活用する取り組みがリリーメモリーである」と語ります。彼は、地域課題に対処するためのユースケースをサポートできることを喜びとしています。
利用者の意思を尊重したサービス
リリーメモリーの導入にあたり、利用者の意向や尊厳を保ち、声の権利者からの適切な許諾を取得した上で進めることが重視されています。また、AI音声を用いることの透明性を持たせ、通話内容の個人情報保護にも最大限配慮しています。今後も利用者やその家族からのフィードバックを基に会話品質を向上させ、地域や介護の現場とのさらなる連携可能性について考察していく予定です。
サービスの基本情報
- - 名称: リリーメモリー(Lily Memory)
- - 提供開始: 2026年8月
- - 対象者: 認知症高齢者、一人暮らしの高齢者、その家族
- - 提供企業: 合同会社高知動画ラボ、Genspark(ジェンスパーク)
- - 開発企業: 合同会社高知動画ラボ
- - 音声AI技術: イレブンラボ
- - URL: https://lily-memory.com
- - 料金: サービスサイト参照
イレブンラボについて
イレブンラボは、最新のテクノロジーを駆使し、AIによる新たなコミュニケーション体験を提案する企業です。2022年設立以来、音声・チャットエージェント平台やAIオーディオ基盤モデルを提供しており、現在の企業評価額は110億米ドルを超えています。多くの企業や開発者に新たなアイデアを提供し続けており、その中にはFortune 500企業も含まれます。