シブヤフォントがPM Award 2025優秀プロジェクト賞を受賞
一般社団法人シブヤフォントは、2025年に開催されるプロジェクトマネジメントの国際的な表彰制度「PM Award」において、優秀プロジェクト賞のSmall & Medium部門を受賞しました。この成果は、障がいのある人々、学生、デザイナーなど、さまざまな主体が連携し、共創を通じて社会参加と地域文化の発信を実現したことが高く評価されたものです。
PM Awardとは?
PM Award(Project Management Awards)は、国内外の企業や団体が実践する優れたプロジェクトを表彰する制度であり、プロジェクトマネジメントの普及を目的としています。主催は、Project Management Institute(PMI)の日本支部で、同団体は世界中に300以上の支部を持ち、70万人以上の会員がおり、170万人以上の認定資格者を抱えています。
シブヤフォントのプロジェクト概要
プロジェクト名は「シブヤフォント・ご当地フォントにおける共創による共生社会の実現」で、シブヤフォントは主に障がい者支援の観点から、アートを通じて社会価値を生み出すことを目指しています。具体的には、障がいのある人や学生、デザイナー、地域の企業などが協力しながら、制作プロセスを通じて新たな気づきを得て、行動の変容を促しています。
このプロジェクトは、地域における文化の発信やネットワークによる全国的なつながりを構築することを目的としており、福祉、教育、文化、産業といった異なる分野を横断する新しい社会モデルとして評価されています。
受賞者の喜びの声
シブヤフォントの関係者は、この名誉ある賞を受けたことに対して感謝の意を表し、プロジェクトに関わる全ての人々との協力に感謝を示しました。特に、プロジェクトに参加する福祉施設の方々が安心して楽しく活動できるような環境づくりに注力していることを強調し、「楽しい活動」という要素がプロジェクトの成功に寄与していると語っています。今後もこのプロジェクトが多くのチャンスを生み出していくことを期待されています。
シブヤフォントの受賞歴
シブヤフォントはこれまでにも数々の賞を受賞しています。2019年のグッドデザイン賞を皮切りに、さまざまな分野で評価されてきました。その中でも特に、2022年には内閣府の「日本オープン イノベーション大賞」で特別賞を受賞し、地域に根ざした取り組みの重要性が認識されています。また、2023年には海外でも評価され、台湾でのゴールデンピン・デザイン賞をはじめ、ドイツでのiFデザインアワードでも受賞しています。
まとめ
シブヤフォントは、PM Award 2025での受賞を通じて、地域文化の発信と社会参加を促進する姿勢をさらに強化し、国内外においてその影響力を拡大しています。心温まるコラボレーションの精神と共に、今後も多くの人々と共に歩んでいく姿勢が期待されます。