国産ミニコプタードローン「Quick」による新たな自動飛行ソリューション
ドローン・ジャパン株式会社は、国産のミニコプタードローン「Quick」を発表し、屋内外で自律航行しデータ取得が可能な新しいサービスを提供することになりました。これは様々な業界での活用が期待される画期的な技術であり、ドローンの利用が一層広がることが見込まれます。
1. サービス概要
この新しいサービスは、用途に応じたハードウェアやソフトウェアのカスタマイズができる点が特徴です。具体的には以下の通りです。
ハードウェアカスタマイズ
- - 各種Payload搭載サービス: 様々なセンサー機器を装備することが可能です。
- - コンパニオンコンピュータの搭載サービス: 特定のアプリケーション向けに、各種計算処理を行うコンピュータを積むことができます。
- - 機体カスタム設計サービス: 標準機体以外のニーズに応じた特注設計を行うこともできます。
ソフトウェア開発支援
- - アプリケーション開発支援: 特定の業務に向けたソフトウェアの開発をサポート。
- - アルデュパイロット移植支援: 他プラットフォームからの移行をスムーズに行います。
- - Payloadドライバー開発: 特定機器に合わせたドライバーの開発が可能です。
- - GCSカスタム開発: 地上管制システム(QGCモバイルアプリ)のカスタマイズも対応。
2. 対象機体
2-1. Quick v.1.0
- - サイズ: 330(W)×330(D)×270(H) mm
- - 重量: 1335g(バッテリー含む)
- - 最大飛行時間: 22分
- - 特徴: 多用途で、小型ながら搭載メニューが豊富。オープンソースの「ArduPilot」を基にした細かなカスタマイズが可能です。
Quick v.1.0の詳細動画
2-2. Indoor Quick v.1.0
- - モーター間サイズ: 350 x 280 mm
- - 重量: 1520g
- - 最大飛行時間: 22分
- - AIカメラ: Modal AI VOXLを搭載。
- - 特徴: 屋内空間での自動航行を実現するアプリが付属し、業務効率が向上します。
Indoor Quick v.1.0の屋内自動航行イメージ動画
3. サービス提供方法
この新たなサービスは、実証実験用(PoC)としての提供から始まります。使用の環境やペイロードに応じて、ドローンとそのアプリケーションをカスタマイズし、実証試験後に更なる運用向けのパッケージ提案も行われます。サービス提供は2024年7月24日より開始されます。
この革新的なドローンは、今後の業務に大きな影響を与えることでしょう。