ベンチャーM&Aの新常識
2018-06-12 09:00:16

IPO以外にも選択肢が広がるベンチャー企業の新たなM&Aエグジット方法

近年、ベンチャー企業におけるエグジット手段としてのIPO(株式上場)は、明確な選択肢となっていますが、その割合は減少傾向にあります。実際の米国のデータでは、IPOによるエグジットはわずか20%に過ぎず、残りは主にM&A(企業の合併・買収)によって70%を超える結果に。これは日本においても他人事ではなく、最近では日本国内でもM&Aを通じたエグジット事例が増えてきていることから、ベンチャー企業の選択肢は確実に広がりを見せています。

早稲田M&Aパートナーズ株式会社は、次世代のビジネスモデルとして、特にM&Aの重要性を強調しており、「日本でベンチャー企業のM&Aを当たり前にする」というビジョンを掲げています。彼らは、経営者が最適なエグジットを選択できるようサポートを行います。

このような背景のもと、2018年7月4日に新宿区市谷で開催されたセミナーでは、M&Aに関する市場動向や基本的な情報が伝えられました。セミナーでは、講師が実際のM&A案件の実績をもとに「いつ」「何を」「どのように」「いくらで」といった具体的な質問に対してアドバイスを送ることが主な目的です。

第一部では、M&A基本情報について触れられ、特に起業家がM&Aを考えるきっかけや、なぜ買い手がベンチャー企業に注目しているのか、初めての会社売却に必要な準備について解説されました。また、譲渡スキームの特徴も紹介され、M&Aのプロセスや優位に交渉するためのポイントについても言及されました。とはいえ、M&Aには様々なプロセスが存在し、そこでの成功と失敗の事例を学ぶことで、参加者はより明確な視点を持つことができます。

続いて第二部では、M&Aにおける企業価値の算定方法、いわゆるバリュエーションがテーマとなりました。オンラインでの投資が増えている今、起業家が企業の価値を理解することは重要であり、そこにどんなメリットが生じるのかを詳しく解説しました。買い手がどのように企業価値を算定し、M&A実現のための方程式や、売却前に価値を上げる方法についても考察がありました。

講師陣も実績豊富で、早稲田M&Aパートナーズの代表取締役CEO和家智也氏は、独立した起業家としての経験を生かして、M&A仲介やアドバイザリー業務に従事。もう一人の講師、磯部融輝氏も、M&A戦略の専門家として、自身の経歴を通じて多くの教訓を参加者と共有しました。

このセミナーは、特にベンチャー企業の経営者に向けたものであり、M&Aを行う側の視点から理解を深める貴重な機会になりました。今後、ベンチャー企業が活躍するためには、IPOだけでなくM&Aを通じたエグジットも視野に入れることが求められます。そのためには、情報を収集し、適切な戦略を練ることが不可欠です。参加者は、今回のセミナーを通じて、明確な方向性と戦略を見出し、次のステップを踏み出すための具体的な工具を得たといえるでしょう。

会社情報

会社名
早稲田M&Aパートナーズ株式会社
住所
東京都千代田区六番町6-4LH番町スクエア5階
電話番号
03-5826-6066

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