データベース監査ソフト「Insight PISO」、Azure SQL Databaseに対応を発表

データベース監査ソフト「Insight PISO」、Azure SQL Databaseに正式対応

株式会社インサイトテクノロジーは、データベース監査ソフトウェア「Insight PISO」がMicrosoft AzureプラットフォームのマネージドデータベースであるAzure SQL Databaseに正式に対応したことを発表しました。

Azure SQL Database対応の背景

「Insight PISO」は2004年にリリースされて以来、企業のデータベースセキュリティの基盤となっています。時代と共に進化するデータベース環境に対応し続け、オンプレミスのデータベースだけでなく、クラウド環境へのニーズにも応えています。昨今は、従来のオンプレミス環境に加えて、クラウドのマネージドデータベースを導入する企業が増加しています。その影響で、「Insight PISO」はさまざまなデータベースへの対応を急務としていました。

特に、クラウドシフトを進める企業ではマルチクラウドの採用が広がっており、異なるプラットフォーム間での監査ログの管理に課題が生じています。インサイトテクノロジーは、データベース監査に関与する約300名の社員を対象に調査を実施した結果、現在のデータベース環境において、企業が採用しているデータベースの多様性が浮き彫りとなりました。

調査結果

調査によると、オンプレミスのデータベースは35％、IaaSのデータベースは103％、マネージドデータベースは72％と、複数のプラットフォームを利用している企業が多いことがわかりました。さらに、Azure SQL Databaseは、マネージドデータベースの中で4位の利用者数を誇り、今後もその利用が見込まれています。

また、ログ管理や運用においての課題として、44％がオンプレミスおよびクラウド環境におけるログの一元管理ができていないと回答しています。これに対する理想的なソリューションとして、「Insight PISO」は導入されることになりました。

Insight PISOの機能

「Insight PISO」は、これまでにもOracleやSQL Server、PostgreSQL、MySQLなど、オンプレミスの主要データベースをサポートしてきました。2019年からはクラウドのマネージドデータベースへの対応も強化し、現在ではAmazon RDSのすべてのDBエンジンやAmazon Auroraにも対応しています。新たにAzure SQL Databaseに対応したことで、企業はさらに多様な環境で効率的な監査が可能となります。

さらに、Insight PISOはリアルタイム警告通知やアクセスログの蓄積を行い、ログの効率的な管理を促進するための機能を充実させています。これにより、データベース監査市場で10年以上にわたり国内シェアNo.1を誇る実績につながっています。

インサイトテクノロジーの取り組み

インサイトテクノロジーは、1995年の創業以来データベース技術に一貫して取り組んできました。企業がデータの価値を最大化できるよう支援し、効果的なデータガバナンスを実現するためのソリューションを提供し続けています。また、毎年開催されるデータ技術者向けのカンファレンス「db tech showcase」には、世界中のエキスパートが集まり、多くのエンジニアが参加しています。

このような背景の中、インサイトテクノロジーは今後も変化するデータベース環境に対して最先端の技術を提供し、企業のニーズに応えていく考えです。