日本橋の木造オフィス
2025-11-04 14:57:21

三井不動産が手がける国内初の木造賃貸オフィスビル「日本橋本町一丁目5番街区計画」が着工

日本橋に誕生する新しいオフィス空間



三井不動産株式会社は2025年11月1日、東京都中央区の日本橋本町において国内初のNearly ZEB木造賃貸オフィスビル「日本橋本町一丁目5番街区計画」の着工を発表しました。この新しい建物は、高度な環境性能と木材利用を実現し、より持続可能な都市を目指すものです。

環境に優しい街づくりの第一歩



本計画は、三井不動産が推進する「& EARTH for Nature」プロジェクトに基づき、持続可能な街づくりを目指しています。特に北海道に広がる約5,000haの森林から木材を調達し、「植える」「育てる」「使う」という循環型の資源利用を進めています。これにより、都市の木造推進と持続可能な森林循環に寄与しています。

具体的な建設内容



このオフィスビルは、地上11階、地下1階建てで、延床面積は約18,000㎡に及び、そのうちの900㎥を超える木材を使用することになっています。特に、8階から11階までの主要構造部には木材が使用され、純木造のオフィス空間を提供します。また、低層部でも木造耐震壁が採用され、全体として軽量化した構造が実現されます。

内装や仕上げ材にも積極的に木材を使用し、自然を身近に感じられる執務スペースを創出します。この空間では、働く人々が快適に過ごせるよう、木のぬくもりに包まれた環境が整えられる点が特長です。

Nearly ZEB認証取得へ



本計画の最大の目標の一つは、1万㎡超のオフィスビルとして都内初のNearly ZEB認証を取得することです。これは、オフィス部分のエネルギー消費量を基準に対して75%削減することを目指しており、高効率な設備の導入と省エネ対策によって実現されます。これにより、建築時のCO2排出量も約25%の削減を見込んでいます。

未来への展望



「日本橋本町一丁目5番街区計画」は、2028年2月末に竣工を予定しています。このオフィスビルが完成することで、働く人々に快適で環境に優しい空間を提供し、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。三井不動産はこのプロジェクトを通じて、環境との共生を図り、街づくりの新しい形を提案しています。

まとめ



都市部における木造建築の新しい可能性を切り開く「日本橋本町一丁目5番街区計画」を通じて、三井不動産は次世代のオフィス環境を創出し、持続可能な社会づくりに寄与することを目指しています。この先進的な取り組みは、他の企業にも影響を与えることが期待され、環境意識の高まりとともに、共生する社会の実現を加速させるでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

会社情報

会社名
三井不動産株式会社
住所
東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。