トランスコスモスがHUFLIT大学とのMOUを締結について
トランスコスモステクノロジーベトナム(TTV)は、ベトナムのホーチミン市に位置する外国情報技術大学(HUFLIT)との間で、協力覚書(MOU)を締結しました。この調印式は2023年11月24日にHUFLIT大学で行われ、関係者が集まり、新しい協力関係のスタートが祝われました。
トランスコスモステクノロジーベトナムとは
トランスコスモステクノロジーベトナムは、2014年に設立された企業で、日本とASEAN向けのアジャイル開発サービスを提供しています。2017年にはトランスコスモスの100%子会社となり、バイタリティあふれる開発環境が注目されています。エンジニアたちは、CMS(コンテンツ管理システム)での資格取得や、AWSパートナー認定を受けるなど、専門的なスキルを持った人材が多数在籍しています。
HUFLIT大学について
一方、HUFLIT大学は1992年に設立されたベトナム初の私立大学で、外国語教育とIT教育が統合されたカリキュラムを通じて、高度な専門性を持つ人材を育成しています。卒業生の就職率は94%以上という実績があり、学生はイベント活動や課外活動にも熱心に取り組んでいます。同大学は日本との交流も豊富で、教育と企業連携の強化に力を注いでいます。
MOUの主な内容と方向性
今回のMOU締結により、トランスコスモスとHUFLIT大学は具体的な協力の枠組みを整えました。主な内容は以下の通りです。
- - 教育連携: IT業界の優秀な学生の就職機会を増やすための共同取り組み。
- - 学術交流: セミナーや講演会を通じて最新技術や知識の共有。
- - インターンシップ: 学生向けの実務研修の提供。
- - 教育改善: 学校の教員が企業を訪問し、授業内容の向上を図る機会を提供。
- - 奨学金制度: 卒業後の勤務を条件に優れた学生に奨学金を支給。
これらの取り組みは、双方の関係を深めるとともに、学生の実践的なスキル向上に寄与することを目指しています。
調印式のコメント
調印式では、HUFLIT大学の学長であるグエン・アン・トゥアン氏が、「このMOUが新たな協力体制を築く出発点になり、学生たちの未来に寄与することを期待しています。」と述べました。また、トランスコスモスのCEO、鎌田大介氏も、「AIの進化により、現代社会では人間にしかできない価値が重要になる時代です。この協力を通じて、人材育成と日本との連携をさらに強化していきたい。」と意気込みを語りました。
今後の展望
今回のMOU締結は、トランスコスモスのグローバルなIT人材育成戦略の一環であり、急速に進化するIT業界において、学生たちの成長と活躍に貢献する重要な機会です。都合を持った学生たちが、実務経験を積むことで、将来のキャリア形成において大きな資産を得ることが期待されます。
このように両者の連携が進むことで、より多くの優秀な人材が育ち、IT産業の発展に寄与することが期待されます。トランスコスモスとHUFLIT大学の今後の取り組みに、注目が集まる中、両者の長期的なパートナーシップが良好な成果を生むことを願っています。