仕事とラグビーを両立する明星、川村雅未選手の挑戦
近年、女子ラグビーブームが続いている中、選手たちは競技だけでなく、仕事を持ちながらトレーニングに励む日常を送っています。この中で特に注目を集めているのが、女子ラグビーの横河アルテミ・スターズに所属する川村雅未選手です。彼女は日本代表としてワールドカップにも出場し、今やその活躍は多くの人々の励みとなっています。
川村選手がトレーニングをしながら勤務しているのは、学校法人三幸学園が運営する東京リゾート&スポーツ専門学校。ここでは、アスリート雇用を実施しており、川村選手の採用はその一環です。今回は、川村選手と彼女を支える職場の方々に話を伺いながら、仕事とラグビーの両立について探っていきます。
学校法人三幸学園の取り組み
杉山誠ゼネラルマネージャーと陶山毅副校長がいる東京リゾート&スポーツ専門学校は、全国に65の専門学校を持つ大規模な教育機関。スポーツインストラクターやトレーナーを育成する専門学校が全国で10校ほどあり、川村選手はこの東京校の一員として、指導を受ける令和のアスリートたちと共に学びながら働いています。
「学校には約500人の生徒が通っていて、トレーナーを目指す学生やビジネスを学ぶ学生が共存する環境です。最近では、サッカーや野球、ラグビーといった多種多様なスポーツに関する人材育成にも力を入れています。」という杉山ゼネラルマネージャーの話から、学校の活気が伝わります。
陶山副校長は「アスリート雇用は、教職員や生徒たちの心を一つにする効果がある」と語ります。実際、川村選手は学生との交流や授業に参加し、自身の経験を基に多くの生徒たちに刺激を与えています。学生たちは、実際にプロとして活躍するアスリートから直接学ぶことで、目を輝かせています。
川村選手の日常業務
川村選手は主に事務業務を担当し、成績のデータを入力したり、学生や職員との応対を行っています。現役選手であるため、勤務時間も配慮され、業務がトレーニングの妨げにならないよう調整されています。「彼女は真面目で自発的に業務に取り組み、周囲に良い影響を与えています。」と陶山副校長はその働きぶりを称賛します。
さらに、川村選手が参加していたイベントでは、学生たちが選手をサポートすることで、実習の一環として貴重な体験を得ました。このように川村選手を雇用することで、学校が生徒や職員との相互作用を深め、活気のある職場環境を築き上げています。
アスリート雇用の意義
川村選手に限らず、アスリートを雇用することには多くのメリットがあります。杉山ゼネラルマネージャーは「輝いている人からエネルギーや希望をもらえる」という点を挙げます。周囲の職員や生徒たちと共に、モチベーションを維持し、学校全体の活性化に繋がるのです。特に、女子アスリートをサポートすることは、教育機関が持つ責任でもあると彼は強調します。
今後、川村選手が引退した後にも、新たな選手の雇用やスポーツイベントへの参加を計画している学校法人三幸学園。これは、女子スポーツの発展にも寄与する重要な一歩です。たとえば、今冬には小中学生対象の女子ラグビーイベントに、学校の学生たちが参加。選手の技術向上を支援しっと同時に、学生自身の経験と成長にも繋がっています。
最後に
これからも川村選手と三幸学園の取り組みが、女子ラグビーやアスリート支援のモデルケースとして、多くの人にとっての希望と成長を促す貴重な存在であり続けることを期待しています。スポーツ界の発展や選手たちの未来は、彼女たちの努力を通じて、明るい方向へと進化していくことでしょう。
(ライター:原山 裕平)