日本フレスコボール協会(JFBA)は、競技発祥の地であるリオデジャネイロの姉妹都市、神戸市に初めての公認学生団体「フレスコボール神戸Grêmio PORTO」を設立したことを発表しました。この新組織は、中学生を対象としており、神戸におけるフレスコボールの普及活動に乗り出します。
フレスコボールは、1945年にブラジル・リオデジャネイロで生まれたビーチスポーツで、特にその特性として「競い合う」よりも「協力してラリーを続ける」点が挙げられます。このスポーツを愛する人々が集まる新たな拠点が、神戸市に開設されることに期待が寄せられています。
このクラブ設立の背景には、神戸市で注力されている「中学校部活動の地域移行」があります。これは、校区の枠を越えて地域活動に参加できるという新しい仕組みで、神戸では「KOBE◇KATSU(コベカツ)」というプログラムが推進されています。「フレスコボール神戸Grêmio PORTO」は、2026年9月から本格的にスタートする同プログラムの登録団体として、地域密着型の活動を展開します。
ロゴは、神戸港からブラジルへ渡った移民の歴史を象徴するために、ブラジル国花の「イペー」のカナリア色がデザインに取り入れられています。また、クラブ名「PORTO」はポルトガル語で「港」を意味し、神戸から世界へと羽ばたく子どもたちへの願いが込められています。神戸市では、昨年に日伯国交130周年を記念して、日本初の国際大会「JBG®須磨フレスコボールワールドカップ2025」が開催されるなど、ブラジルと親しい街としての未来がますます期待されます。
活動は、毎週木曜日の18時30分から20時30分に、垂水区の舞子中学校体育館で行われます。このクラブの代表兼コーチは、フレスコボール明石GPAに所属する山下祥選手、副代表兼コーチには同じく高津幸佑選手が任命されています。また、隣接する明石市に本拠を置くJFBA公認地域クラブ「フレスコボール明石GPA」が協力し、明石GPAの選手たちが中学生たちのサポートを行います。年度途中からの参加も歓迎されており、興味がある方はぜひクラブまでお問い合わせください。
フレスコボールの魅力とは?
フレスコボールは、リオデジャネイロのコパカバーナビーチを発祥とした、参加者全員が楽しみながら競技を行うスタイルが特徴です。向かい合う2人がラリーを行うことで、競争心を抑えつつも、極めて高い協力体験を提供します。このため、「思いやりのスポーツ」と称され、年齢や性別に関わらず、誰もが楽しむことができます。フレスコボールの時間は5分間で、相手との距離は7メートル。直感を頼りにバランスを保ちながら、波打つ砂の上でリズミカルにボールを繋げていく、その一体感が大きな魅力です。
さらに、JFBAは国際的なルール設定を目指し、リオフレスコボール連盟(FEFERJ)と共に2025年10月には基本合意を目指しています。日本独自のフレスコボール文化の確立を図りつつ、スポーツツーリズムとの相性も良いため、広域な普及活動に力を入れ、現在までに29の公認地域クラブと7の公認学生団体が成立しています。
これからの神戸市でのフレスコボール活動には、大きな期待が寄せられており、参加者が新しいスポーツと出会える機会を提供するとともに、地域の活性化にも大いに貢献することが期待されています。親子で楽しめるスポーツとしての側面を持ちながら、国際的な舞台へと羽ばたく瞬間を目の当たりにできるかもしれません。あなたもこの新たな波に乗って、フレスコボールの楽しさを味わいませんか?