新ラボ建設へ
2022-06-24 11:38:58

LabcorpとBML、川越市に新ラボ建設で治験サービス拡充へ

LabcorpとBML、新たな治験ラボ建設へ



Labcorp Drug DevelopmentとBMLは、埼玉県川越市に新しい治験ラボを建設する計画を発表しました。この新施設は、製薬企業やバイオテクノロジー関連企業向けに提供する検査能力とサービスを大幅に強化することを目的としています。両社は10年以上にわたる戦略的提携を進化させ、効果的なサービス提供を目指します。

新施設の概要と期待されるサービス


新しく建設されるラボは、現在のBML総合研究所の近くに位置し、延べ面積は4,000平方メートル以上となる予定です。これは、現施設の5倍以上の広さで、フローサイトメトリーや免疫学に加え、病理解剖や組織学の各種検査能力を強化します。さらに、遺伝子学や微生物学の検査能力も追加される予定であり、コンパニオン診断のわかりやすさも向上するでしょう。

新施設の完成は2025年初頭を予定しており、Labcorp Drug Developmentの国際共同治験をより効率的に行うための基盤が整うことになります。この拡充により、検査所要時間の短縮と優れた国内検体管理が実現し、患者や製薬企業、医療関係者にとって価値ある情報の提供が可能になるとされています。

Labcorpの拡大戦略


Labcorp Drug Developmentのシニア・バイス・プレジデントでありアジア太平洋地域代表のホンガン・ビー氏は、Labcorpの持つ強力な拡大戦略とパートナーシップの重要性を強調しました。BMLとのさらなる協力によって、製薬企業に対しても包括的な検査サービスの提供が可能になると述べています。

また、同社は、精密医療への取り組みを強化し、特に腫瘍学分野におけるリーダーシップを維持するため、細胞・遺伝子治療の研究開発にも注力しています。そんな中、Labcorpの進めるバイオマーカーおよび特殊検査サービスの拡充が果たす役割は大きく、今後の臨床開発サービスとの統合も期待されています。

BMLの役割と貢献


BMLの代表取締役社長である近藤健介氏も、Labcorpとの提携がもたらす臨床検査と製薬開発の相乗効果に言及しました。新しいラボ施設の拡張は、提供する検査能力や規模の拡大を図り、顧客や患者にとって質の高いサービスを提供する礎となります。

両社は2010年から国際共同治験に必要なセントラルラボラトリーサービスを提供しており、その信頼性は高く評価されています。2020年にはパートナーシップ契約を更新し、今後もさらなる進化を目指していきます。

まとめ


日本におけるLabcorp Drug Developmentの事業展開は、今回の新ラボの建設によって一層の加速が期待されています。患者や医療関係者、製薬企業にとって、より信頼性の高い検査サービスが提供され、健康と医療に新たな価値をもたらすでしょう。詳細については、公式ウェブサイトをチェックしてください。

会社情報

会社名
Laboratory Corporation of America Holdings
住所
358 South Main Street Burlington, NC 27215 USA
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 埼玉県 川越市 Labcorp BML 治験サービス

Wiki3: 埼玉県 川越市 Labcorp BML 治験サービス

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。