ドライエディブルフラワーが生み出す美の魅力
乾燥食用花、いわゆるドライエディブルフラワーの存在が、現在、お菓子作りの世界で急速に注目を集めている。美しい色合いと華やかな香りを持つこれらの食用花は、見た目の印象だけでなく、その味にも新たな風を吹き込む特別な素材として、多くのパティシエや料理人に採用されている。特に、滋賀県にあるエディブルフラワー専門農園「87farm」は、その品質の高さから、様々なお店で広く利用されている。
エディブルフラワーとは?
エディブルフラワーは「食べられる花」を意味し、自然の色合いと風味をそのまま生かした食材である。87farmでは、有機栽培されたエディブルフラワーを収穫後すぐに乾燥させ、保存性が高く、使いやすいドライエディブルフラワーに仕上げている。化学農薬を一切使用せず、安心して食べられる製品を提供する姿勢は、忙しい現代人にとっても魅力的だ。
ドライエディブルフラワーの特徴
エディブルフラワーは一般的に鮮度が短いことがネックであるが、87farmが開発したドライエディブルフラワーは、流通にも乗せやすく、無駄を減らしながらも高品質を保つことに成功した。自社で栽培から加工までを一貫して行うことで、乾燥後の色鮮やかさを残しつつ、風味を最大限に引き出すことができる。
実績のある飲食店の導入事例
ドライエディブルフラワーは、実際の飲食店でも続々と導入されている。愛知県岡崎市にある「ツイストアンドコーヒー」では、季節のカップゼリーに色とりどりのフルーツと花びらを組み合わせて、まさにアートのような仕上がりを見せている。この作品は、透き通ったゼリーの中で躍動する色と香りが、見た目にも爽やかで、特に夏のギフト商品としても喜ばれる。
さらに、滋賀県大津市の「FUSE」では、父の日限定のブラウニーや、ラズベリーとライチのクリームを使ったマカロンに、ドライエディブルフラワーをデコレーションとして使用。これにより、見た目が華やかになるだけでなく、食べた瞬間に香りが広がり、口の中でのバランスも完璧だ。
また、琵琶湖マリオットホテルのアフタヌーンティーでは、エディブルフラワーを用いた贅沢な一品が登場している。フルーツと蜂蜜の組み合わせに、エディブルフラワーの華やかさを加えた「Floral Honey Afternoon Tea」は、多くのゲストに愛されるメニューだ。
ドライエディブルフラワーの購入について
このような美しいドライエディブルフラワーは、全国どこでも手に入る。87farmでは自社のオンラインショップを通じて、小袋から業務用サイズまで幅広く提供しており、楽天市場やAmazonでも気軽に購入できる。特に、業務用サイズは飲食店にも最適だ。
お花ジェラート専門店87gelaの新たな展開
87farmは、2025年3月に新たにお花ジェラート専門店「87gela」をオープンする予定。自社のエディブルフラワーを活用し、視覚的にも楽しめる美しいジェラートを提供することを目指している。特に、「ローズミルクジェラート」は自社栽培されたローズを贅沢に使用し、その香りと味わいで訪れる人々を魅了するはずだ。
まとめ
87farmのドライエディブルフラワーは、単なる材料としてだけではなく、食べることを通じて自然の美しさを感じさせてくれる素晴らしい存在である。家庭でのお菓子作りにはもちろん、飲食店での活用にも非常に価値がある。今後ますます多くの人々に親しまれ、お菓子作りや料理の世界を彩る一翼を担うことになるだろう。