耐薬品性を兼ね備えた新たな結束バンドの選び方と利用場面

近年、ポリプロピレン製の結束バンドが注目を集めています。特に、耐薬品性に優れた結束バンドは、酸やアルカリといった危険な化学物質が扱われる現場で非常に重要です。これに伴い、パンドウイットコーポレーションは、新たに「耐薬品性」のある結束バンドに関する特集ページを開設しました。この特集では、結束バンドの選び方やそのメリット、具体的な使用例について詳しくご紹介します。

耐薬品性の必要性

結束バンドは、電子機器の配線や配管の固定など、さまざまな場面で利用されています。しかし、従来のナイロン製の結束バンドは、化学薬品が使用される環境では強度が不足することがあります。このため、パンドウイットでは、ポリプロピレンや耐候性ポリプロピレン、テフゼルといった複数の耐薬品性結束バンドを提供し、厳しい条件に対応できる製品の選択肢を広げています。

主な特長と機能

1. ポリプロピレン（緑色）: 耐薬品性に優れ、主に屋内での使用に適しています。これにより、工場や実験室など酸性やアルカリ性の薬品が扱われる場所での利用が可能です。

2. 耐候性ポリプロピレン（黒色）: こちらは耐薬品性に加え、紫外線にも強い素材で、屋外でも安心して使用できます。特に厳しい天候条件や環境下でもその性能を発揮します。

3. テフゼル: 高温環境での使用に最適な素材で、最高使用温度は170℃、UL難燃性規格94V-0にも適合しています。これにより、発熱する機器や環境での信頼性を確保します。

利用する環境

耐薬品性の結束バンドは、リチウムイオン電池の製造現場や有機ELディスプレイの生産、さらには医薬品の製造など、特に厳しい化学環境が求められる場面での活躍が期待できます。また、沿岸部や降雪地など、特定の自然環境の影響を受ける場所でも、その特性を生かした使用が可能です。これにより、作業現場でのトラブルを未然に防ぐことができます。