豊田市が目指すメタバース活用とその未来ビジョン

豊田市が掲げる「メタバース将来ビジョン」は、地域全体でのメタバース活用を目指す先進的な取り組みです。このビジョンに基づき、豊田市独自のメタバース空間を構築するため、地域の企業や団体を対象とした「豊田市メタバース空間構築キックオフセミナー」を開催することが発表されました。

キックオフセミナーの詳細

このセミナーは、2026年9月30日（月）午前10時から11時30分まで、豊田市役所東庁舎の7階東大会議室で実施されます。参加対象は「豊田市つながる社会実証推進協議会」や「とよたSDGsパートナー」に所属している、メタバースの活用に興味がある企業や団体の職員、約50名です。また、オンラインでの参加も可能で、Zoomを活用します。

セミナー内容

セミナーでは、以下の内容が予定されています。

- メタバースの基本的な概要と活用方法についての説明
- 豊田市が考えるメタバース空間のプラットフォーム「クラスター」の紹介
- 豊田市のメタバース空間の具体的なイメージに関する説明

このキックオフセミナーの講師を務めるのは、クラスター株式会社のエンタープライズ事業部マネージャー、亀谷拓史氏です。彼は慶應義塾大学を卒業後、サイバーエージェントで広告営業やアカウントプランナーとして経験を積み、その後Airporterで執行役員兼マーケティング・ディレクターを務めました。2020年からはクラスターに参加し、ビジネスプランニングを担当しており、2022年からはエンタープライズ事業部のマネージャーとして活躍しています。

クラスター株式会社の役割

クラスター株式会社は、日本国内においてメタバースの利用を促進するために、自治体や法人と連携し、社会課題の解決に取り組んでいます。豊田市とのこの新しいプロジェクトは、メタバースの潜在能力を引き出し、地域社会に新たな価値を提供することを目的としています。

クラスターのメタバースプラットフォーム

クラスターが展開するプラットフォームは、誰でも参加できるメタバースイベントを可能にしています。参加者はスマートフォンやPC、VRデバイスを利用し、数万人が同時に接続することができます。この機能により、大規模な音楽ライブやカンファレンス、エンターテイメントイベントが実施されています。

バーチャル大阪や公認バーチャル渋谷、さらにはポケモンのバーチャル遊園地など、様々なプロジェクトを手掛けてきたクラスターは、新しいエンタメ体験を提供し続けています。今後も地方自治体との連携を強化し、メタバースを通じた新たな地域活性化に貢献していくでしょう。