丸紅ロジスティクス、常総市に新たな物流拠点を設立
丸紅ロジスティクス株式会社(本社:東京都千代田区、社長:栗原 剛)は、2025年12月に茨城県常総市に「常総物流センター」を開設すると発表しました。この新しい物流センターは、アパレル及びフットウェア業界特有のビジネスニーズに対応し、事業の強化を図るために設けられます。
新センターの具体的な計画
常総物流センターは、数段階に分けて稼働を開始し、2026年5月には、広さ8,133.52坪の運用が計画されています。特に、需要の変動が激しい業界において、柔軟な対応が求められるため、多品種小ロットへの対応や付加価値サービスの提供が可能です。これにより、荷主企業のサプライチェーンの革新を支援していきます。
物流課題の解決へ向けた取り組み
丸紅ロジスティクスは、商社系の3PL事業者としての強みを生かし、複数のコア事業を展開しています。その中でもアパレル・フットウェア分野に注力し、同業種の物流における課題を見据えた対策を打ち出しています。特に、以下の二つの課題に取り組むことで、センターの必要性が高まっています。
1.
物量の波動:アパレル分野は季節により需要が大きく変動するため、フレキシブルな倉庫スペースの確保が重要です。
2.
人手不足問題:労働力確保が難しい時代において、オペレーションの見直しや省人化を推進しています。
このため、常総物流センターでは、ワンフロアのオペレーションを採用し作業の効率化を図るほか、マルチなお客様向けのスケーラブルな仕分け機能を持った省人化マテハン(マテリアルハンドリングシステム)の導入も計画されています。これにより、今後の人手不足問題にも対応していく意向です。
今後の展望
新センターの開設に伴い、既存のお客様から段階的に運営を移管しつつ、必要に応じてスペースの拡張も進めて新たな顧客の獲得を目指します。常総物流センターの設立は、単なる設備の拡充に留まらず、業界全体のサプライチェーンの進化に寄与することが期待されています。
詳細な情報
- - 名称:常総物流センター
- - 所在地:茨城県常総市むすびまち12番地、11番地(「グッドマン常総2」 1階A及びB区画)
- - アクセス:関東鉄道常総線「三妻駅」から徒歩14分、圏央道「常総IC」から車で1分
- - 建屋仕様:鉄筋コンクリート造の5階建て
- - 敷地面積:68,367.13㎡(約20,681.05坪)
- - 総延床面積:159,869.65㎡(約48,360.56坪)
- - 開設日:2025年12月(第一期)、2026年5月(第二期)
丸紅ロジスティクスの取り組みにより、アパレル業界の物流がさらに進化することで、効率的で信頼性の高いサービスが提供されることに期待が寄せられます。