東京大学発のAIスタートアップ2WINS、AppBank及びPLANAとの新たな提携
株式会社2WINS(2ウィンズ)は、東京大学発のAIベンチャー企業で、最近AppBank株式会社およびその資本業務提携先である株式会社PLANAとの間で業務提携契約を結びました。この協業の主な目的は、企業や教育機関向けの高度なAIソリューションを開発することにあります。具体的には、AIを活用したパッケージサービスの開発・販売に取り組んでいく所存です。
問題意識とプロジェクトの背景
近年、日本の地方企業や教育機関は、都市部に比べて人材や運営リソースが限られており、業務効率化の必要性が叫ばれています。特に労働集約型の業務、たとえば人事管理や労務管理は、業務の重荷となり、生産性向上や地域経済の持続的な発展を妨げる一因となっています。
この課題に対し、2WINSは最新のAIテクノロジーを駆使し、地方のメディア企業や教育機関との協業を進めていくことが重要と考えています。特にAppBankとPLANAは、それぞれ異なる強みを持っているため、連携することで地方企業の生産性を向上させ、新たな価値創造を図ることが期待されています。
AIソリューション開発のための強力なタッグ
2WINSは、東京大学大学院やインド工科大学出身の優れたAI研究者たちで構成されており、「勝たせるAIで全ての企業を新たな姿へ」をミッションとして掲げています。AppBankは「日本一のIPコンテンツ・コラボレーション企業を目指す」ことに注力し、地域の魅力を活用した各種事業開発を進めています。また、PLANAは「People」「Linkage」「Action」「Network」「Association」という5つの理念を掲げ、多様なマーケティング手法で新たな価値を提供し続けています。
このパートナーシップにより、共通する地域課題を解決するためのAIソリューションの開発が進められ、最終的には2025年の秋にサービスの提供を開始する予定です。
具体的なサービス展開のビジョン
プロジェクトの初期段階では、地方企業に共通する業務領域から取り組みを開始するとしています。まずは人事におけるエンゲージメント強化や受発注の業務効率化、法規制の改正への対応業務などの領域から、パッケージ化されたサービスの提供を目指します。これにより、地方の中小企業が抱える課題を明確化し、効率的な解決策を提示することで、彼らの業務の生産性を向上させることが見込まれています。
結論
この業務提携は、日本の地方創生に向けた大きな一歩となることでしょう。2WINS、AppBank、PLANAが一体となり、地方企業や教育機関の支援を通じて、日本全体の生産性と競争力向上に寄与することが期待されています。