サンリオ展「ニッポンのカワイイ文化60年史」開催
サンリオ史上最大の美術展「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」が、2021年4月24日から松坂屋美術館にて開催されます。この展覧会は、創業から60年の間に誕生した400以上のキャラクターの魅力と、その背後にある文化やビジネス戦略を深く掘り下げる内容となっており、「カワイイ」という言葉が日本のみならず世界全体に浸透した理由を探ります。
展覧会のハイライト
会場では、サンリオのキャラクターたちがどのようにして誕生したのか、その創世記から近現代までの足跡を紹介します。特に注目は、グラフィックアーティストの増田セバスチャン氏が手がけたシンボリックアート作品「Unforgettable Tower」です。
また、展覧会では「やなせたかし」「水森亜土」「内藤ルネ」といった日本を代表するアーティストたちとのコラボレーションの歴史に焦点を当てています。特に、アメリカの音楽界の女王レディ・ガガが着用したハローキティのドレスの再現展示は、訪れる人々にとって記憶に残る体験となることでしょう。
いちごから始まったカワイイ文化
サンリオのファンシー文化がどのように生まれたのか、いちご新聞というメディアがどのようにファンに愛を届けたのかも展示されています。いちご新聞を持った記憶がある方も多いのではないでしょうか?これを通じて、サンリオが目指した「カワイイ」という感覚を体感できます。
キャラクター誕生のプロセス
展覧会では、サンリオキャラクターたちの誕生過程も詳しく紹介。すべてのキャラクターは「カワイイ」という基準で生まれており、そのプロセスには多くの原画やデザイン案が展示されています。この展示は、キャラクターがどのように育てられ、愛されていくのかを理解する貴重な機会です。
値段を越えたハローキティの革命
ハローキティは単なるブームではなく、サンリオのキャラクターたちが社会に与えた影響を示す象徴的な存在です。ハローキティの価値観の革命は、多くの大人たちが彼女を愛するきっかけともなりました。この展示では、ハローキティを通じてキャラクターがどのようにタイムレスな存在となるのか、その秘訣を解説します。
新進気鋭のアーティストとの共演
さらに、展覧会では新進気鋭のアーティストたちによるオリジナルアートも披露されます。オブジェや彫刻、切り絵など、多様な表現方法でサンリオのキャラクターたちが新たな命を吹き込まれています。これにより、サンリオの持つファンタジーの世界がさらに拡大します。
まとめ
この展覧会は、ただの美術展ではなく、サンリオによる「カワイイ文化」の歴史を感じることができる場です。子どもから大人まで楽しめる要素が詰まった展覧会は、全国各地への巡回も予定されています。サンリオキャラクターたちとの新たな出会いを楽しみに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
【開催概要】
・場所:松坂屋美術館(名古屋)
・期間:2021年4月24日〜6月12日
その後、大分・東京ほか全国主要都市での巡回が予定されています。