顔認証技術の未来を切り開く宮川製作所とDXYZの連携

新しい顔認証システムがもたらす変革

顔認証技術は、今や日常生活の中でますます重要な役割を果たしており、それに伴い、より安全で便利なサービスが求められています。そんな中、株式会社宮川製作所（以下、宮川製作所）とDXYZ株式会社（以下、DXYZ）がタッグを組み、最新の顔認証技術を搭載した新しい端末「Knoctoi Lite」と顔認証IDプラットフォーム「FreeiD」の連携を発表しました。この取り組みは、多様なニーズに応える新たなソリューションを提供することを目的としています。

宮川製作所とDXYZの協業

宮川製作所は、自社で設計から製造まで手がける日本製の顔認証端末「Knoctoiシリーズ」を展開しています。新型モデルの「Knoctoi Lite」は、サイバーリンク株式会社のAI顔認証エンジン「FaceMe®」を採用しており、その認証精度は高く評価されています。この端末は、オフィス環境や工場など働く場面にも適しており、安心・安全な操作を提供することが可能です。

一方、DXYZが提供する「FreeiD」は、複数のIDを顔に統合し、一度の登録で入退室や決済ができる画期的なプラットフォームです。DXYZはこれを利用し、顔だけで暮らし、働く生活を実現するさまざまなソリューションを展開しています。

Knoctoi Liteの特長

「Knoctoi Lite」は、コンパクトで軽量な設計ながら、高度な認証機能を持っています。具体的には、以下の特長があります：

- 必須のスピードと精度: 高速な顔認証を実現し、0.2秒で認証が行えるため、ストレスのない利用が可能。
- 先進的なセキュリティ: 二眼カメラによるなりすまし防止機能を備え、プライバシーを保護しながら安心して利用できます。
- 二要素認証にも対応: 顔認証に加え、ICカード認証を組み合わせた運用が可能で、安全性が高まります。

FreeiDが実現する未来

DXYZの「FreeiD」は、特に集合住宅向けに展開されており、鍵が不要な「オール顔認証マンション」を実現しています。これにより、エントランスから各部屋へのアクセスまで、すべて顔認証で行うことが可能になるため、日常生活がもっとスムーズになります。

さらに、DXYZはオフィスや工場など多様な施設に向けた顔認証サービスを提供しており、今後も市場拡大を見込んでいます。また、イオンモール常滑においては、顔認証決済「FreeiD Pay」の実証実験も行っており、ますます利用範囲が広がることが期待されます。

今後の展開に期待

宮川製作所の代表、宮川恒太郎氏は、この連携により両社の強みがより強化されると述べており、共同での事業展開を通じて、より多くの顧客に価値を提供できると考えています。また、DXYZの木村晋太郎氏も、信頼性の高いAI顔認証エンジンとの連携に対し大きな期待を寄せています。

この連携は、2025年3月に開催される「SECURITY SHOW 2025」での出展も予定されており、さらに多くの人々にその技術を紹介する場となるでしょう。顔認証技術の普及は、安全で便利な未来を築く基盤として非常に重要です。宮川製作所とDXYZの活動に今後も注目していきたいと思います。