ロッテ、脱炭素化促進コンソーシアム「CCNC」に参画~大阪府下100店舗以上で購買行動変容の実証実験を実施~
株式会社ロッテは、生活者の脱炭素への意識・行動変容を促すことで、企業の脱炭素化を加速させ、脱炭素社会を構築することを目指す「チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム(CCNC)」に参画することを発表しました。
CCNCは、株式会社日本総合研究所が主催するコンソーシアムで、2023年9月に設立されました。2024年1月には、CCNC参加企業である株式会社スギ薬局と株式会社万代の一部店舗で、生活者がカーボンニュートラルについて「触れる」「学ぶ」「取り組む」ことを促進する実証実験を実施しました。
2024年度は、この実証実験の規模を拡大し、11月には万代の大阪府下にある全111店舗に加え、スギ薬局でも実証実験を実施する予定です。
CCNCは、2024年度の活動を通じて、生活者教育による行動変容で減CO2(ゲンコツ)商品の市場創出を目指し、メーカーと小売が連携してグリーン・マーケティングの標準化を推進していきます。
大阪府との連携協定に基づく取り組み
今回の活動は、大阪府が実施する脱炭素関連施策と連携して実施されます。大阪府、日本総研、株式会社三井住友銀行が締結した「『みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト』による府民の脱炭素行動変容に関する連携協定」に基づき、CCNCは脱炭素関連施策に協力します。
啓発活動と行動変容促進
CCNCは、大阪府における催事や府内小学校等への啓発・広報活動を通じて、生活者への普及啓発や行動変容促進を強化するとともに、施策効果の分析・洞察を深めます。
また、大阪府が推進する「おおさかカーボンフットプリントプロジェクト『カーボンフットプリントを探してみよう~お買い物で脱炭素にチャレンジ~』」にも、店舗と一部商品で協力する予定です。
官民連携による脱炭素化への取り組み
これらの取り組みを通じて、官民連携により啓発教育から販促までを一気通貫で実施する「生活者の脱炭素行動変容の新しいコミュニケーションのあり方」を構築・実践していくことを目指しています。
CCNCの活動概要
CCNCでは、以下の3つの活動を展開していきます。
1. 実証参加企業同士の情報交換・勉強会
2. みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト
3. 脱炭素に関する情報発信・啓発活動
日本総研は活動全体の主催者としてコンソーシアムの活動全体を企画・推進し、Daigasエナジー株式会社は脱炭素支援パートナーとして脱炭素に関するソリューション提供を、株式会社オズマピーアールはコミュニケーションパートナーとして対外発信を主導します。
アサヒグループジャパン株式会社、カンロ株式会社、サラヤ株式会社、三幸製菓株式会社、スギ薬局、万代、株式会社ユーグレナ、ロッテの各社は、脱炭素に資する商品や売場を提供します。さらに、アスエネ株式会社、株式会社クレオ、TOPPAN株式会社の各社は、カーボンフットプリントの算定や店頭・リテールメディアを通じたコミュニケーション活動の支援、環境にやさしいパッケージの提供を担います。
脱炭素社会の実現に向けて
ロッテは、CCNCへの参画を通じて、生活者の脱炭素への意識向上と行動変容を促し、脱炭素社会の実現に貢献していきます。