「みまもりCUBE」誕生
2020-04-16 10:30:07

介護施設支援の新たな試み「みまもりCUBE」で家族の絆を守る

介護施設支援の新たな試み「みまもりCUBE」で家族の絆を守る



新型コロナウイルスの影響により、全国の介護施設では入居者との面会が制限されている状況が続いています。この困難な状況において、株式会社ラムロックが開発したインターネット環境の要らない見守りカメラ「みまもりCUBE」が注目を集めています。家族とのつながりを保つために無償提供されるこの取り組みが、どのように介護施設を支えているのかを探ります。

無償提供の背景



介護施設での面会禁止令により、多くの家族が心配を抱えています。最近、入居者の家族からは「家族の状況が分からず不安です」といった声が多く寄せられました。このような状況を受けて、ラムロックは「みまもりCUBE」のレンタル料を無償で提供することを決定しました。この施策は、家族に会えず不安を抱える入居者やその家族の心の負担を少しでも軽減することを目的としています。

無償提供の内容



「みまもりCUBE」の無償提供は、介護施設単位で行われ、1か所につき最大4台、合計100台を5月31日まで提供する計画です。今後の対応については、社会情勢や問い合わせの状況を見ながら検討されるとのこと。詳細はウェブサイトから問い合わせが可能です。

みまもりCUBEの特徴



「みまもりCUBE」は、全国50か所以上の介護施設で使用されており、一般家庭でも800台以上がレンタルされています。最大の特徴は、NTTドコモのSIMカードを使用しているため、インターネット環境不要で簡単に設置できる点です。コンセントに挿すだけで設置が完了し、すぐに家族の様子をパソコンやスマートフォンから確認できるのです。これにより、介護施設職員たちの手間を省きながら、入居者の様子を家族が確認できる足がかりが提供されます。

さらに、みまもりCUBEには「検知機能」が搭載されており、入居者が特定の行動を取った際に、見守る側への通知を行うことができます。これにより、複数の家族や介護職員が同時にカメラの映像を確認でき、常に入居者の様子を把握できます。検知機能の設置を希望する場合は、専属のオペレーターが適切な設定をサポートします。

会社概要



「みまもりCUBE」を提供する株式会社ラムロックは、2008年に設立された企業で、福岡県飯塚市に本社を構えています。代表を務める赤間俊和氏は、介護分野における技術革新を目指して、この見守りカメラの開発を行っています。ラムロックは、介護用機器の製造・販売を通じて、より良い介護環境の実現に貢献しています。

まとめ



「みまもりCUBE」は、新型コロナウイルスの影響を受けた介護施設における家族との絆を守るための重要なツールとなっています。この無償提供によって、多くの家族が安心して入居者の様子を確認できることを願っています。ラムロックの取り組みは、これからの介護の在り方に新たな光を投げかけています。

会社情報

会社名
株式会社ラムロック
住所
福岡県飯塚市勢田1950-1
電話番号

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