「熱中症ゼロへ」プロジェクトにジェイアイ傷害火災保険が参画

熱中症ゼロへプロジェクトに参加するジェイアイ傷害火災保険

ジェイアイ傷害火災保険株式会社（東京都中央区）は、一般財団法人日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトに2025年度より協力団体として加わります。このプロジェクトは、日本における熱中症の発生を抑制し、最終的に熱中症で亡くなる方をゼロにすることを目指しています。

熱中症の現状と危機感

昨年は日本各地で記録的な猛暑が続き、消防庁の統計によれば、熱中症による救急搬送者数は過去最多の97,578人に達しました。2025年もさらに暑くなると予想されており、これを受けて6月からは改正労働安全衛生規則が施行され、労働環境の改善が求められています。このような状況を踏まえ、熱中症への予防策と備えが一層重要視されています。

当社が行った調査によると、過去3年間（2022年〜2024年）のデータから、熱中症での自己負担通院治療費は平均4,744円であることがわかりました。また、特にゴールデンウィーク前後の時期は、体が暑さに慣れていないために熱中症のリスクが高くなります。治療費や薬代、交通費などが追加で発生するケースも多く、経済的なリスクも無視できません。

プロジェクトへの参画内容

ジェイアイ傷害火災保険は「熱中症ゼロへ」公式サイトに新設される「暑さへの備え：もしもの時に備える」ページの監修を通じて、熱中症に対する意識を高め、予防策を広めていくことに挑んでいます。このページでは、熱中症に関する保険商品や実際の事故例を紹介し、具体的な対策情報を提供する予定です。

また、実際に対策に取り組んでいる学校へのヒアリングを行い、熱中症対策としての意識を向上させるために、教育現場での行動促進を模索しています。これにより、熱中症による影響を軽減させる取り組みが期待されています。

熱中症対策の結論

「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、熱中症の発生を抑制するために様々な取り組みを行っています。特に、気象情報を活かした注意喚起や適切な水分・塩分の補給、冷却アイテムの利用といった具体策を通じて、多くの人々にアプローチしています。また、当社は事故が発生した後の経済的な影響にも目を向け、治療費に関する知識やリスクへの備え方を広めることに努めています。

このようにして、ジェイアイ傷害火災保険は「熱中症ゼロへ」プロジェクトと共に、人々が安心して夏を過ごせるような環境づくりに貢献し、全国での啓発活動を強化していく方針です。