中学生が誇る新ご当地グルメ、泉佐野ギョーザが完売!
泉佐野市の中学生たちが中心となって開発した「泉佐野ギョーザ」が、2024年12月に開催された「泉佐野市農業祭」で395食を見事完売しました。この挑戦は、特定非営利活動法人キリンこども応援団が運営する「キリンの家」で活動する子どもたちが、自主的に行った体験事業「Coccha」の一環です。
子どもたちは、この新しいご当地グルメを作るために2023年7月から約半年間、試行錯誤を重ねてきました。彼らはなんと、14種類の餃子を試食し、具材の組み合わせや味のバランスを細かく分析。その末にたどり着いたのが、地元の特産物である「泉州たまねぎ」と「松浪キャベツ」を使用した、自信作です。
初のOEM製品として提供
「泉佐野ギョーザ」の提供は、今回が初めてのOEM製品としての挑戦。OEM制作を担当したのはユーフーズ株式会社で、彼らのご協力のもと、子どもたちは初めての製品販売に臨みました。準備は万全で、事前に多くの試食と評価を重ね、自信を持って当日を迎えたのです。
イベント当日、子どもたちは観客の前でギョーザの魅力をプレゼンテーションする機会にも恵まれました。緊張しながらも自らの情熱を声に出し、来場者の心を掴むことができたようです。その姿は本当に輝いていました。初めての屋外での提供ということもあり、緊張した面持ちの彼らが、935食を販売するために力を尽くす様子は印象的でした。
来場者からは「くせになる味で、隠し味の味噌が絶妙だ!」との声も多く、ギョーザを一口味わった人々の笑顔が広がりました。最終的には、395食が完売するという嬉しい結果に繋がったのです。
未来を見据えた取り組み
この成功を受け、子どもたちは更なる品質向上と広い展開を目指しています。来年の3月には「ギョーザEXPO in泉佐野」への参加も決まっており、さらなる挑戦が続きます。泉佐野市に訪れる人々に豊かな食体験を提供しようという、彼らの志は今後も続くのです。
各中学生は「もっと多くの人に泉佐野ギョーザを知ってもらいたい」と話し、来場者とのコミュニケーションを心がけていた様子が印象的でした。彼らが抱いたこの情熱は、泉佐野の未来を明るく照らす希望の光となるでしょう。
参加者の感想
イベントに参加した中学生の一人は、「屋外での提供は初めてで楽しかった」と振り返り、他の仲間も「誰もが驚くような新しい構成を用意した」と話しました。多くの来場者に泉佐野ギョーザを知ってもらう手助けができたことが嬉しかったようです。
代表理事の水取博隆氏も、「多くの人に泉佐野ギョーザを知っていただく機会となり、大変嬉しく思っています」とコメント。地域活性化のための子どもたちの挑戦は、今後も続けられるということで、期待が高まります。
まとめ
「泉佐野ギョーザ」は、ただの食べ物ではなく、子どもたちの夢と情熱が詰まった一品です。これからも彼らの取り組みに注目し、地域を盛り上げるエネルギーとなることを期待しています。