名船「すとれちあ丸」の模型展示のお知らせ
東海汽船株式会社では、名船『すとれちあ丸』の1/100スケール模型を2025年11月21日(金)から2026年1月30日(金)まで、竹芝客船ターミナルの特設スペースにて展示します。この機会に、かつて東京〜三宅島〜八丈島を結んで活躍した名船の歴史を振り返ることができます。
「すとれちあ丸」の歴史
『すとれちあ丸』は1978年に竣工し、長い間多くの人々に愛されました。その特長として、横揺れ防止のフィンスタビライザーやバウスラスター、可変ピッチプロペラといった最新の技術を搭載しており、安全で快適な航海を提供することを目的に設計された次世代の大型貨客船です。特に、全高が低く安定した形状から、交通量の多い世代においても効率的な運航が可能でした。
この船は、貨物の輸送だけでなく、一部の車両輸送にも対応しており、島民の生活関連品を届ける重要な役割を果たしていました。1982年11月に昭和天皇が八丈島、三宅島に行幸した際には、特別にご乗船いただいたという歴史的なエピソードもあります。さらに、2000年の三宅島雄山の噴火による避難時には、すべての島民の輸送に貢献しました。
展示会の詳細
今回展示される模型は、実物の長さの1/100スケールで、完成後の長さは1.1mです。展示期間中の入場は無料で、竹芝客船ターミナルの07:00から22:00まで訪れることが可能です。
展示の過程では、モデル制作者である東海汽船の社員、数歩庸春氏の情熱も感じられます。彼はこの模型の制作に精力的に取り組んできました。
展示の場所は、東京都港区海岸1-12-2の竹芝客船ターミナルで、入場無料です。展示後には、三宅島や八丈島でも行われる予定なので、地元の方々や観光客にとっても貴重な体験となるでしょう。
その他の展示
竹芝客船ターミナルでは、すでに数歩氏が作成した『さるびあ丸』や『高速ジェット船セブンアイランド』も展示されています。これらの船についても、同時にその歴史や特徴を知る良い機会になるでしょう。
この特別展示は、名船「すとれちあ丸」の歴史と、その魅力に触れる絶好のチャンスです。ぜひ足を運び、その偉業に思いを馳せてみてください。