囲碁AIの未来
2019-04-18 18:26:31

囲碁AIの未来を切り開く!トリプルアイズが新プロジェクトGLOBIS-AQZを始動

新プロジェクト「GLOBIS-AQZ」の始動



トリプルアイズが発表した新プロジェクト「GLOBIS-AQZ」は、囲碁AIの研究開発を目的としています。これは、若手囲碁棋士の育成と共に、AI技術の最適化に向けた新たな一歩を示しています。このプロジェクトは、囲碁AI業界において日本の立場を強化することを目指しています。

プロジェクトの背景



「GLOBIS-AQZ」は、2018年9月に始まった自社の囲碁AI開発プロジェクトに基づいています。トリプルアイズは、このプロジェクトを通じて、日本棋院と協力し、山口祐氏との共同開発を行ってきました。さらに、研究開発には産業技術総合研究所(産総研)の計算資源を活用し、強力なAIの設計が進められています。

このプロジェクトは、囲碁AIの強化学習モデルを最適化し、一般利用のためにオープン化することも視野に入れています。AIの研究開発を中心に、日本のIT業界における競争力を高める意図があります。

囲碁AIの世界一を目指す



「GLOBIS-AQZ」では、2023年8月に開催される「2019中信証券杯第3回世界電脳囲碁オープン戦」に出場し、優勝を山口氏の開発したAIプログラムで狙います。これは、囲碁AIの分野において、日本が再び世界のトップに立つための重要な試金石と位置づけられています。

最近の囲碁AI業界は、様々な企業が競い合っており、特に中国企業が優位に立っています。トリプルアイズは、日本の囲碁AIがこの競争において遅れを取っているという現実を認識し、その逆転を目指しています。強力な囲碁AIを開発することは、日本のIT産業にとっても重大な意味を持っています。

トリプルアイズの挑戦



トリプルアイズは、囲碁のAI技術開発に2014年から取り組んできました。囲碁AIの研究開発を行う企業がほとんどない中、日本のIT業界において独自の取り組みを進めていることに誇りを持っています。代表の福原智氏は、独特の熱意を持って囲碁AI開発の重要性を強調しており、この分野での成功が日本のIT産業の繁栄に寄与すると確信しています。

AI研究とIT業界の未来



福原代表が述べたように、囲碁AIの研究はAI技術の進化と密接に関連しています。ボードゲームのAI開発は、広範囲なAIの困難を克服する手段ともなり得ます。日本国内ではAIの発展が肝要であり、グーグルや中国のテンセントに後れを取ることは許されません。

「GLOBIS-AQZ」の成功は、囲碁AIプログラムのコードとデータが一般公開されることで、さらなる技術革新を促すことにもなるでしょう。これにより、日本のAI研究が一層活発化することが期待されています。

まとめ



トリプルアイズの「GLOBIS-AQZ」は、囲碁AIの新たな一歩を踏み出す重要なプロジェクトです。この取り組みを通じて、囲碁AIの世界での日本の地位向上を目指すと同時に、IT産業全体の競争力向上を狙っています。今後の進展にぜひご注目ください。

会社情報

会社名
株式会社トリプルアイズ
住所
東京都千代田区神田駿河台3-4龍名館本店ビルディング12F
電話番号
03-3526-2201

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