阪神・淡路大震災の教訓を未来に生かす
阪神・淡路大震災から30年が経過し、その教訓を後世に伝えるために、近畿大学経営学部の田口由美子ゼミと株式会社明治関西支社がコラボレーションし、新しい取り組み「防災とお菓子スゴロク」を開発しました。この企画は、単なる防災教育の枠を超え、楽しみながら学べるツールとして、多くの人々に貢献できることを目指しています。
スゴロクで学ぶ防災意識
「防災とお菓子スゴロク」は、2023年に開催された「課題解決型KINDAIビジコン」の明治部門で優秀賞を受賞した企画を基にしています。このスゴロクを通じて、参加者は防災マップやハザードマップの確認方法を学びながら、お菓子の備蓄に適した理由も理解することができます。これは、特に子どもから大人までが気軽に防災意識を高められるきっかけとなるでしょう。
景品提供の詳細
このユニークなスゴロクは、2025年1月21日(火)から近畿大学のキャンパスにて、明治のお菓子2個を購入した先着120名に景品として提供されます。また、関西エリアの一部店舗でもこのスゴロクが手に入る予定です。提供開始日には、田口ゼミの学生が店頭でスゴロクの説明を行う予定です。
学生たちの挑戦の舞台
近畿大学の「課題解決型KINDAIビジコン」は、協賛企業が提示した課題に対して学生たちがチームを組んで解決策を提案するイベントです。2023年には約300人の学生が参加し、様々なアイデアが提案されました。明治関西支社からは「明治のチョコレートの魅力を引き上げるアイデア」の課題が出され、田口ゼミのチームが提唱した「災害時の心の癒し~生活の中に防災を備える~」は、高い評価を受けたのです。
学びを深める機会
この取り組みは、単なるイベントや景品提供にとどまらず、多くの人に防災の重要性を認識してもらう良い機会を提供します。災害時の心の癒しとして、明治のお菓子商品を紹介することで、日常生活における備えの重要性を改めて強調しています。防災知識を深めることで、誰もが安心して暮らせる社会づくりに寄与することが期待されています。
最後に
阪神・淡路大震災の記憶を風化させず、次世代に伝えるためのこの取り組みが、多くの人々にとって有意義なものとなることを願っています。そして、防災の意識を高めるための新しい形として、多くの参加者がこのスゴロクを楽しむことを期待します。