高専GCON2024の結果
2025-01-15 19:20:24

高専GCON2024本選で最優秀賞を受賞したチームの取り組み

高専GCON2024本選の成果と注目の提案



2024年12月15日、八王子市にて「第3回高専GIRLS SDGs×Technology Contest(高専GCON2024)」の本選が開催されました。このコンテストは、独立行政法人国立高等専門学校機構と日本経済新聞社が共催するもので、高専に通う女子学生たちが主に参加しています。全国から集まった多数のチームの中から、選ばれた12チームが熱いプレゼンテーションを展開しました。

最優秀賞を受賞した米子工業高等専門学校の提案



今年の文部科学大臣賞、すなわち最優秀賞に輝いたのは、米子工業高等専門学校のチーム「誰もがきっと、速くなる!」でした。このチームは、AIを用いた動作解析により、選手のパフォーマンスを数値化し、視覚的に表示するスポーツテックの導入を提案しました。特に、ドローンとAI技術を組み合わせたスポーツ競技力向上アプリの開発に注力しており、誰でもどこでもスポーツ力を簡単に高められるアイデアが高く評価されたのです。

この提案は、単にスポーツの向上にとどまらず、カーボンニュートラルへの貢献や、地域産業の持続的な発展を視野に入れたものとしても評価されました。審査員からは、技術的証明や、社会実装に向けた実践的なプロセスが特に評価されたと伝えられています。

優秀賞受賞チームの取り組み



優秀賞には、沼津工業高等専門学校の「サイトマン」と函館工業高等専門学校の「COWNECT」が選ばれ、持続可能な社会に向けたプロジェクトを提案しました。「サイトマン」は、オープンデータを活用して斜面崩壊リスクを可視化するプロジェクトを展開し、地域社会への貢献を目指しました。一方、「COWNECT」は酪農家と乳業界を革風製品で結びつけるアイデアを示しました。

熱気にあふれたプレゼンテーション



本選出場チームは、1年生から5年生にわたる多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成され、電気・電子、情報、生物・化学など各専門分野からの提案がありました。各チームのプレゼンテーションは、SDGsへの理解や革新性、そして実現可能性に重点を置き、熱気に包まれた会場で高い評価を受けました。審査員の後藤景子氏は、全体のバランスの良さや、各チームの独自のアプローチが見て取れたと絶賛しました。

高専の未来



高専GCONは、日本の高専制度創設60周年を記念し、女性技術者・研究者が少ない現状を打破することを目的としてスタート。第3回となる今回は、全国から85チームがエントリーし、これまで以上に多くの注目を集めるイベントとなっています。未来の技術者たちが持続可能な社会を目指して挑む姿勢が、今後の日本の技術革新へとつながることを期待しました。

モチベーション溢れる学生たちの取り組みにより、より良い未来を築くための技術が生まれていくことでしょう。本選での模様は、日経チャンネルにて視聴可能です。ぜひご覧ください。


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会社情報

会社名
独立行政法人国立高等専門学校機構
住所
東京都八王子市東浅川町701-2
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