ゼロボードのMBO
2021-09-22 09:00:04
脱炭素社会の実現へ向けた加速するビジネス戦略──ゼロボードのMBOとその影響
脱炭素社会の実現へ向けた加速するビジネス戦略──ゼロボードのMBOとその影響
近年、脱炭素化が世界的な課題として浮上しています。その中で特に企業に求められているのが、CO2排出量の把握と削減です。株式会社ゼロボードは、2021年9月21日に実施したMBOを通じて、CO2排出量算出・可視化クラウドサービス「zeroboard」への事業譲渡を受け、業務を開始しました。
CO2排出量の可視化が求められる理由
企業が排出しているCO2量の把握は、今や避けて通れない課題となっています。特に上場企業は、サプライチェーンにおける排出量の管理や、商品ごとのカーボンフットプリントの算出に取り組む必要がありますが、そのためには膨大なデータの集計が不可欠です。この課題に特化したサービスが「zeroboard」です。
zeroboardの特長
このクラウドサービスは、企業内のさまざまなビジネスツールとAPI連携を駆使し、サプライチェーンにおけるCO2排出量の算出を容易にするものです。従来の手法ではコンサルティングファームの起用や高い導入費用が必要とされましたが、zeroboardでは企業自身が簡単に利用できるサブスクリプション形式(月額課金制)で提供されています。これにより、企業はより低コストで脱炭素経営に取り組む環境を手に入れることができるのです。
MBO実施の意義
ゼロボードは、MBOの実施を通じてB2B向けSaaS企業として速やかな事業運営ができる基盤を整えました。これにより、企業の脱炭素ニーズの高まりに迅速に対応する体制が整ったのです。横のつながりを意識したデータ集約に加え、ユーザーフレンドリーな操作性を維持しつつ、複雑なデータ処理を可能にするダッシュボードも搭載されています。
例えば、TCFDなど国際的な報告形式に対応しているだけでなく、国内の環境法令にも適合したアウトプットを行える点が評価されています。こうした機能が、脱炭素化の動きを加速させる原動力となっています。
代表の挨拶
代表取締役の渡慶次道隆氏は、気候変動対策として今後企業はCO2排出量の算出・把握を行うことが不可欠であると語ります。企業の規模に関係なく、脱炭素経営への取り組みが求められる時代が来ているのです。zeroboardの導入により、企業は以前よりも簡便に排出量を把握でき、脱炭素社会の実現に寄与することが期待されています。
まとめ
株式会社ゼロボードは、企業のCO2排出量管理を効率化するためのソリューションを提供することで、社会全体への意識づけへと繋げる役割を果たしています。MBOによる新たなスタートは、単なる事業譲渡に留まらず、脱炭素化の流れを加速させ、企業にとっての新しいビジネスチャンスを生み出すものとなるでしょう。私たちの生活の中で、ますます重要となる持続可能性への取り組みが今後も進化していくことに期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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株式会社ゼロボード
- 住所
- 東京都港区三田三丁目5-27住友不動産東京三田サウスタワー 10階
- 電話番号
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