特殊詐欺防止に向けた取り組みが熱い!杉良太郎特別防犯対策監の訴え
先日、山梨県大月市で開催された「矢立の杉」歌碑・身代わり両面地蔵菩薩の第14回年次大祭に、特別防犯対策監の杉良太郎氏をはじめ、様々な支援官が参加しました。このイベントは、長い歴史を持つ杉の木の安泰を祈願すると同時に、特殊詐欺被害の防止についての啓発活動を行う目的がありました。
杉良太郎特別防犯対策監は、冒頭で「特殊詐欺が他人ごとではないと認識してほしい」と強く訴えました。特に印象的だったのは、「自分は大丈夫」という思い込みは通用しないという警告です。特殊詐欺の被害総額が非常に大きく、多くの人々が被害を受けている現状に対して、彼は切実な思いを語りました。そして、国際電話や外国からの見知らぬ電話を止めるための手続きを行うよう呼び掛けました。
特殊詐欺の実態として、警察官を装う手口が70%以上を占めていることが指摘されました。偽の警察手帳を見せたり、不正に取得した個人情報で不安をあおる手法に警戒が必要です。杉氏は、「電話に出るだけでだまされるケースが多い」と警告を発し、具体的な防止策を示しました。防犯機能付きの電話機や留守番電話の活用、知らない電話には出ないという習慣を持つことが肝要です。「お金に絡む話は全て詐欺だと思ってほしい」との強いメッセージは、多くの参加者にとって心に残るものでした。
さらに杉氏は、特殊詐欺の発生率をゼロにするという強い決意を伝え、「被害が起こってからでは遅い」と締めくくりました。この言葉は、聴衆に対して一層の注意喚起となったことでしょう。
次に登壇した前田健志特別防犯支援官は、「ニセ警察詐欺」の具体例に触れました。山梨県でも警察官を名乗る者からの電話が増えており、「あなたの口座が犯罪に利用されている」といった恐怖心を煽る内容のものが報告されています。彼は、本物の警察官がSNSのビデオ通話で手帳を見せることは決してないと強調し、こうした連絡があった場合は必ず詐欺を疑うべきだと呼び掛けました。
また、前田氏は、怪しい電話がかかってきた際には必ず相談を行うようアドバイスしました。「一人一人が危険を自身のこととして受け止めることが大切です」との言葉は、参加者に深く響いたことでしょう。
詐欺の防止に向けた具体的な行動が求められる中、国際電話利用契約の休止申請に関するWEBサイトも紹介され、手続きを行うよう参加者に促されました。
このように、杉良太郎特別防犯対策監や前田健志特別防犯支援官の訴えは、特殊詐欺防止に向けた気づきを与える貴重な機会となりました。地域の安全を守るために、今後も積極的なコミュニケーションが必要です。私たち一人ひとりが、自分の身を守るためにも、特殊詐欺について理解を深め、日頃から備えておくことが重要です。