世界初!カカオハスクのお香が誕生
横浜のクラフトチョコレート専門店『VANILLABEANS(バニラビーンズ)』が、新しいアップサイクル商品の開発に挑戦しました。それは、世界初となるカカオハスクを使用した『カカオハスクのお香』です。この商品は、カカオ豆の外皮を活用しており、チョコレート製造過程で廃棄されてしまうカカオハスクに新たな価値を与えるものです。
カカオハスクとは
カカオハスクとは、チョコレートの原料であるカカオ豆の外皮部分で、豆を焙煎し粉砕する過程で分離されるものです。これまでほとんど利用されることがなかったこの部分ですが、VANILLABEANSの取り組みで新たに注目されることとなりました。近年、同社は年間約12トンものカカオハスクを廃棄せずに活用する方法を模索し、さまざまなアップサイクルプロジェクトに参画してきました。
商品の概要
『カカオハスクのお香』は、平安時代の香りを届けるお香ブランド「Bridge and Blend」とコラボレーションし、独特な香りの調和を目指して製作されました。サンダルウッド、シナモン、クローブを配合し、カカオの香ばしい香りが漂う唯一無二のアイテムが完成しました。1箱に15本入りで、価格は2,200円(税込)です。
お香の燃焼時間は約30分、香りの持続時間も30〜60分となっており、リラックス効果のあるテオブロミンを含み、ストレスを和らげる効果も期待できます。
販売情報
商品は横浜みなとみらい本店をはじめ、川崎店やザ ロースタリー、ベイサイドなどで販売されます。オンラインショップでの発売は2024年9月18日(水)10:00から、実店舗では翌19日(木)からスタートです。お香台は非売品のため、必要な方は別途用意する必要があります。
プロデューサーからのメッセージ
VANILLABEANSのカカオハスク事業をリードする鈴木愛氏は、開発過程でカカオハスクのお香のアイデアが生まれたことに感謝しています。「自宅でカカオハスクのお香を楽しみながら、チョコレートを味わう時を持つことで、カカオの魅力を全身で感じ取ってほしい」と語りました。
また、お香プロデューサーのHiro Nakayama氏も「カカオハスクを活用したお香は、伝統的な香りに現代的な要素を取り入れたユニークな取り組み。サステナブルであることが重要な価値観の一つとして評価されています」と述べています。
企業プロフィール
『VANILLABEANS』は2000年に創設され、フェアトレードのチョコレートを使用した商品展開を行っているほか、地域社会に貢献する活動にも力を入れています。一方、『Bridge and Blend』は100%天然の香原料にこだわり、ハンドメイドの製品を提供するお香ブランドとして知られており、両者のコラボレーションはサステナブルな商品の提供をさらに進化させるものとなります。
この新たなお香、カカオハスクのお香は、日常生活において香りと共に贅沢なひと時を提供し、新しい発見と癒しをもたらしてくれることでしょう。